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国家試験対策問題
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第92回 国家試験対策過去問題

国家試験

鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを挿入する際に起こりやすい合併症はどれか。(第95回)

①肺 炎

②気 胸
③嘔 吐
④無気肺

  1. 肺 炎
    鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを挿入する手技によって肺炎は生じにくい。
  2. 気 胸
    鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを挿入する手技で肺を損傷すると気胸となる。
  3. 嘔 吐
    鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを挿入する手技によって嘔吐は生じにくい。
  4. 無気肺
    鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを挿入する手技によって無気肺は生じにくい。無気肺とは気管支の閉塞などにより、肺区域あるいは肺葉以上の範囲で容量減少をきたした状態をいう。

鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを挿入する際の合併症は気胸のほかに、血腫の形成、血管や神経などの損傷、表面麻酔薬のアレルギー反応などがある。

静脈内注射を行う際に、必ず希釈して用いる注射液はどれか。(第107回)

①5%ブドウ糖

②15%塩化カリウム
③0.9%塩化ナトリウム
④7%炭酸水素ナトリウム

  1. 5%ブドウ糖
    5%ブドウ糖は等張液であるため希釈せずに用いることができる。
  2. 15%塩化カリウム
    15%塩化カリウムは40mEq/L以下に希釈して静脈内注射しなくてはならない。15%塩化カリウムの20mLアンプルは、40mEq/20mLと高濃度であるため、希釈して0.3w/v%つまりカリウムとして40mEq/L以下(=50倍に希釈)にする必要がある。
  3. 0.9%塩化ナトリウム
    0.9%塩化ナトリウムは生理食塩水である。等張液であるため希釈せずに用いることができる。
  4. 7%炭酸水素ナトリウム
    7%炭酸水素ナトリウム20mLには、1.4gの炭酸水素ナトリウムが含まれているので12mEq×1.4=16.8mEqとなる。添付文書によると通常成人1回12~60mEqを与薬することになっているので希釈せずに用いることが可能である。ただし、7%炭酸水素ナトリウム250mLでは17.5gの炭酸水素ナトリウムが含まれているので12mEq×17.5=210mEqとなり、1回60mEqまでとすると70mLまでの与薬となる。

輸液製剤の希釈に関して、電解質の浸透圧を踏まえて押さえておこう。

注射部位の皮膚をつまみ上げて実施するのはどれか。(第100回)

①皮内注射
②皮下注射
③筋肉内注射
④静脈内注射

  1. 皮内注射
    皮内注射では皮膚をつまみ上げない。
  2. 皮下注射
    皮下組織の厚みを確認し、筋層に注射針が到達しないよう、皮膚をつまみ上げて実施する。
  3. 筋肉内注射
    筋肉内注射では部位によっては筋肉をつまんで寄せて実施することがある。皮膚ではない。
  4. 静脈内注射
    静脈内注射では刺入予定部位から少し末梢側の皮膚を伸展させ、刺入したい静脈の少し手前から、10~20度の角度で刺入する。

注射による与薬については、手技による違いを整理しておく必要がある。

死の三徴候に含まれるのはどれか。(第101回)

①体温の低下
②心拍の停止
③筋肉の硬直
④角膜の混濁

  1. 体温の低下
    体温の低下は該当しない。
  2. 心拍の停止
    心拍の停止は正しい。
  3. 筋肉の硬直
    筋肉の硬直は該当しない。
  4. 角膜の混濁
    角膜の混濁は該当しない。

死の三徴候は心臓の停止、呼吸の停止、瞳孔散大および対光反射の消失である。

水欠乏性脱水で低下するのはどれか。(第95回)

①尿 量
②尿比重
③血漿浸透圧
④血清ナトリウム値

  1. 尿 量
    水欠乏性脱水では尿量は低下する。
  2. 尿比重
    水欠乏性脱水では尿量の低下により濃縮尿が生成され、尿比重は上昇する。
  3. 血漿浸透圧
    水欠乏性脱水では血液を含む細胞外液のナトリウム濃度が上昇して血漿浸透圧が上昇する。浸透圧が高い性質のことを高張性という。
  4. 血清ナトリウム値
    水欠乏性脱水では血液を含む細胞外液のナトリウム濃度が上昇して血漿浸透圧が上昇する。

水欠乏性脱水は、高張性脱水あるいは一次脱水という。一方、ナトリウム欠乏性脱水は低張性脱水という。

黄疸で黄染を確認しやすい部位はどれか。(第103回)

①歯
②毛 髪
③爪 床
④眼球結膜


  1. 歯は皮膚や粘膜ではないので黄染されない。
  2. 毛 髪
    毛髪は皮膚や粘膜ではないので黄染されない。
  3. 爪 床
    爪床も黄染されるが爪があるため、観察しやすさでは眼球結膜に劣る。
  4. 眼球結膜
    黄疸を確認しやすいのは皮膚や粘膜であり、指でめくることができ白い粘膜である眼球結膜が最も見やすい。

血液中のビリルビン濃度が上昇するとビリルビンが全身の皮膚や粘膜に過剰に沈着し黄染される。

鼻腔内の吸引で正しいのはどれか。(第105回)

①無菌操作で行う。
②吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入する。
③鼻翼から一定の距離で固定して吸引する。
④吸引チューブを回転させながら吸引する。

  1. 無菌操作で行う。
    鼻腔や口腔は無菌状態の環境ではないので、無菌操作の必要はない。
  2. 吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入する。
    吸引圧をかけたまま挿入したときの問題点として、①気道内の酸素やガスも吸引してしまうこと、②チューブを閉塞させた状態で挿入しても閉塞解除時の急激な陰圧による気道粘膜の損傷があるので、吸引圧をかけずにチューブを挿入する。また、圧をかけ始めるときには気道粘膜を損傷しないようにチューブを閉塞させてから吸引圧を設定するなどの配慮をする。なお、過去の一般問題で「カテーテルは陰圧をかけながら挿入する」が誤りとなっている(第97回問題75)。
  3. 鼻翼から一定の距離で固定して吸引する。
    鼻翼から挿入して吸引するのは咽頭までなので距離は決まっているが、最も奥の咽頭まで挿入したとしても引き抜きながら全体を吸引するので、鼻翼から一定の距離で固定して吸引するわけではない。
  4. 吸引チューブを回転させながら吸引する。
    指先で左右にゆっくりチューブを回転させながら吸引しつつ引き抜くのが一般的な手技である。

鼻腔内吸引の適切な手順を整理しておこう。

災害現場でのトリアージはどれか。(第99回)

①医療物資の調達
②避難方法の決定
③行方不明者の安否確認
④負傷者の治療順位の決定

  1. 医療物資の調達
    医療物資の調達ではない。
  2. 避難方法の決定
    避難方法の決定ではない。
  3. 行方不明者の安否確認
    行方不明者の安否確認ではない。
  4. 負傷者の治療順位の決定
    傷病者の緊急度・重症度を判定し、負傷者の治療・搬送の順位を決定することがトリアージである。

災害医療の3Tはトリアージ・応急手当・救急搬送のことである。トリアージは負傷者の治療・搬送の順位の決定である。

ドレッシング材で密閉してよい創の状態はどれか。(第99回)

①壊死組織の存在
②鮮紅色の肉芽の形成
③創周囲の発赤・熱感
④大量の膿性分泌物の付着

  1. 壊死組織の存在
    壊死組織は創治癒を阻害するため除去する。除去は洗浄や外科的処置で行う。したがって壊死組織が存在する状況での使用は勧められない。
  2. 鮮紅色の肉芽の形成
    鮮紅色の肉芽の形成は正常な創治癒の過程であり、これを保護するためにドレッシング材を使用するのはよい。
  3. 創周囲の発赤・熱感
    創周囲の発赤・熱感は感染の徴候である。ドレッシング材には抗菌作用のある成分が含まれた製品があるが、基本的には感染のある創部には使用を勧められない。
  4. 大量の膿性分泌物の付着
    滲出液を吸収する機能をもつドレッシング材もあるが、大量の膿性分泌物があるということは感染創である可能性が高く、使用を勧められない。

褥瘡の問題としては視点が新しくかつ重要な問題である。近年、ドレッシング材(皮膚欠損用創傷被覆材)の機能は多岐にわたり、創部の保護・疼痛の緩和・創面を閉鎖して湿潤環境を維持・乾燥した創を湿潤させる・滲出液の吸収がある。

長期臥床によって生じるのはどれか。(第102回)

①高血糖
②筋萎縮
③食欲増進
④心拍出量の増加

  1. 高血糖
    長期臥床による廃用症候群の症状には高血糖はない。長期臥床は血糖維持に直接影響しない。
  2. 筋萎縮
    長期臥床による廃用症候群には筋萎縮がある。
  3. 食欲増進
    長期臥床によって消費エネルギーが低下したり、便秘傾向になるので、食欲は低下しやすい。
  4. 心拍出量の増加
    長期臥床による廃用症候群には心肺機能の低下がある。具体的には循環血液量の減少が起こり、心拍出量が減少しやすい。

長期臥床による廃用症候群には筋萎縮や関節拘縮、骨粗鬆症がある。

包帯の巻き方を別に示す。環行帯の巻き方で正しいのはどれか。(第109回)

①A
②B
③C
④D

  1. A
    環行帯である。
  2. B
    亀甲帯である。
  3. C
    折転帯である。
  4. D
    らせん帯である。

環行帯は、巻き始めと巻き終わりに用いる基本的な巻き方である。巻いた包帯の真上に巻いていく方法である。包帯法を確認しておこう。

胸骨圧迫で手を置く位置はどれか。(第97回改変)

  1. 選択肢[1]の部位ではない。
  2. 選択肢[2]の部位が該当する。
  3. 選択肢[3]の部位は剣状突起であり、骨折しやすい部分である。
  4. 選択肢[4]の部位ではない。

胸骨圧迫では胸部中央の胸骨の下半分を圧迫する。

感染を伴わない創傷の治癒を促進させる方法で適切なのはどれか。(第108回)

①乾 燥

②消 毒
③洗 浄
④ガーゼ保護

  1. 乾 燥
    創傷の治療には適度の湿潤が必要なので乾燥させないようにする。
  2. 消 毒
    感染を伴わない創傷では消毒よりも洗浄によって汚れや菌を洗い流す。
  3. 洗 浄
    感染を伴わない創傷では消毒よりも洗浄によって汚れや菌を洗い流す。
  4. ガーゼ保護
    ガーゼの使用は創部を乾燥させ、除去するときに上皮化した組織を損傷してしまうため推奨されない。

従来には創傷を乾燥させるケアをしていたが、現在では創傷は湿潤環境を維持するようなケアをする。

交感神経の緊張状態はどれか。(第95回)

①瞳孔の収縮

②気管支の収縮
③心拍数の減少
④末梢血管の収縮

  1. 瞳孔の収縮
    交感神経の緊張(優位)状態では瞳孔は散大する。
  2. 気管支の収縮
    交感神経の緊張(優位)状態では気管支は拡張する。
  3. 心拍数の減少
    交感神経の緊張(優位)状態では心拍数は増加する。
  4. 末梢血管の収縮
    皮膚などの末梢血管と、胃腸に分布する血管は収縮する。一方、冠状動脈や骨格筋の血管(骨格筋には例外的に交感神経支配の血管運動神経がある)は拡張する。交感神経が優位にはたらくときに機能が亢進する/低下する臓器や組織を考えるとわかりやすい。

交感神経は「狩りのための神経」と覚える。狩りのときには眼がよく見え、走るために臓器や筋肉は働き、消化機能や排泄機能は低下するほうが都合がよい。

正期産とされる妊娠週数はどれか。(第96回)

①33週
②36週
③39週
④42週

  1. 33週
    正期産は37週0日~41週6日までなので33週は該当しない。早産である。
  2. 36週
    正期産は37週0日~41週6日までなので36週は該当しない。早産である。
  3. 39週
    正期産は37週0日~41週6日までなので39週は該当する。正しい。
  4. 42週
    正期産は37週0日~41週6日までなので42週は該当しない。過期産である。

最終月経日の初日を0日として40週=280日目が予定日となり、正期産は37週0日~41週6日までをいう。

右片麻痺患者の着衣交換で正しいのはどれか。(第99回)

①右から脱がせ、右から着せる。
②右から脱がせ、左から着せる。
③左から脱がせ、右から着せる。
④左から脱がせ、左から着せる。

  1. 右から脱がせ、右から着せる。
    右から脱がせ、右から着せるのは正しくない。
  2. 右から脱がせ、左から着せる。
    右から脱がせ、左から着せるのは正しくない。
  3. 左から脱がせ、右から着せる。
    左から脱がせ、右から着せるのは正しい。
  4. 左から脱がせ、左から着せる。
    左から脱がせ、左から着せるのは正しくない。

脱衣と着衣それぞれで、寝衣の自由度が高い(どちらの袖にも手が通っていない)状態で麻痺側に接する、と考えれば丸暗記をしなくても解ける。脱衣は最初に寝衣を抜くプロセスが寝衣の自由度が低いので健側(左)を先にし、着衣は最初に寝衣の袖を通すプロセスが寝衣の自由度が高いので麻痺側(右)から行う。

看護師のボディメカニクスで正しいのはどれか。(第99回)

①立位では基底面を広くとる。
②動作時の重心は高い位置におく。
③重心線は基底面の利き腕側におく。
④足と床との間の摩擦力を小さくする。

  1. 立位では基底面を広くとる。
    基底面(支持基底面)は足の裏が床に接している部分の面積だけではなく、離れた両足の間の面積も含まれるため、立位では基底面を広くする。ただし足を離しすぎると力がかからなくなるので足を離せばいいというわけではない。
  2. 動作時の重心は高い位置におく。
    動作時の重心は低い位置におくほうが安定する。
  3. 重心線は基底面の利き腕側におく。
    重心線の位置は基底面の内側におき、動かす対象に近づけると安定する。
  4. 足と床との間の摩擦力を小さくする。
    床面がザラザラしている・床面に押し付ける力が強いなどは摩擦力が大きくなる。対象物を動かす際は、動かす人の足と床との間の摩擦力は大きく、対象物と床との間の摩擦力は小さい(滑りやすい床面であるなど)ほうが動かしやすい。

成人の重心の位置は第2仙椎付近にあるとされる。

医療法施行規則に定められている療養病床に係る多床室の床面積は、患者1人につき[ ]m2以上である。[ ]に入るのはどれか。(第105回改変)

①2.3
②3.3
③4.3
④5.3
⑤6.4

  1. 2.3
    2.3m2ではない。
  2. 3.3
    3.3m2ではない。
  3. 4.3
    4.3m2ではない。
  4. 5.3
    5.3m2ではない。
  5. 6.4
    6.4m2以上である。

病院の病床と診療所の療養病床の床面積は医療法施行規則により患者1人について6.4m2以上と規定されている。またその他の病床では患者1人について個室では6.3m2以上、多床室では4.3m2以上と定められている。

250mg/5mLと表記された注射薬を200mg与薬するのに必要な薬液量はどれか。(第96回)

①1mL
②2mL
③3mL
④4mL

  1. 1mL
    1mLではない。
  2. 2mL
    2mLではない。
  3. 3mL
    3mLではない。
  4. 4mL
    4mLである。
    「250mg/5mL」と表記されていることから、総量5mLの薬液の中に、成分が250mg含まれていることがわかる。与薬したい量は200mgなので、200mg含まれる薬液量を求めればよい。
  1. 必要な薬液量をxとすると、250:5=200:xとなる。内項の積と外項の積は等しいことから、
    5×200=250x
    x=(5×200)/250=4mLとなる。

スタンダードプリコーションで予防するのはどれか。(第96回)

①誤 薬
②患者誤認
③院内感染
④転倒・転落

  1. 誤 薬
    スタンダードプリコーションは感染予防策であり、誤薬の予防が目的ではない。
  2. 患者誤認
    スタンダードプリコーションは感染予防策であり、患者誤認の予防が目的ではない。
  3. 院内感染
    スタンダードプリコーションは感染予防策であり、院内感染の予防を目的とする。感染症の有無にかかわらず、すべての患者に適用する。
  4. 転倒・転落
    スタンダードプリコーションは感染予防策であり、転倒・転落の予防が目的ではない。

感染予防対策はスタンダードプリコーション(標準予防策)と感染経路別予防策がある。違いがすぐに説明できるようにする。

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