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第15回

看護師等の人材確保の促進に関する法律に規定されている内容で、正しいのはどれか。2つ選べ。(第101回)

①看護師免許の申請
②保健師等再教育研修
③看護師等就業協力員の委嘱
④看護師等学校養成所の指定

⑤都道府県ナースセンターの指定

  1. 「保健師助産師看護師法」である。
  2. 「保健師助産師看護師法」である。
  3. 看護師等就業協力員の委嘱。
  4. 「保健師助産師看護師法」である。
  5. 都道府県ナースセンターの指定。

社会福祉に関係する職種とその業務についての組合せで正しいのはどれか。(第103回)

①精神保健福祉士 ─ 精神障害者保健福祉手帳の発行
②介護支援専門員 ─ 居宅サービス計画の作成
③介護福祉士 ─ 生活保護の認定
④社会福祉士 ─ 要介護度の認定

  1. 精神障害者保健福祉手帳の申請は市町村、交付は都道府県(知事)である。精神保健福祉士の業務ではない。
  2. 居宅サービス等のケアプランの作成は介護支援専門員(ケアマネージャー)の業務である。
  3. 生活保護の認定に関わるのは、原則として市町村や都道府県の福祉事務所である。介護福祉士が生活保護の認定に直接関わることはない。
  4. 要介護度の認定は市町村と特別区(東京23区)が担当する。社会福祉士は、利用者が介護認定を受ける際の助言や相談を行うが、認定そのものに直接関与することはない。

老年期の加齢に伴う睡眠の変化で正しいのはどれか。(第98回)

①就寝時刻が遅くなる。
②中途覚醒の回数は減る。
③早朝覚醒をきたしやすい。
④就寝から入眠までの時間が短くなる。

  1. 老年者の睡眠の特徴として寝つきが悪くなるが、就寝時間が遅くなる傾向はない。
  2. 夜中に何度も目が覚める中途覚醒が増える。
  3. 朝早く目が覚める早朝覚醒が多くなる。
  4. 就寝から入眠までの寝つきが悪くなる。

3週入浴していない統合失調症患者。下着は週1回着替えているが入浴は拒否している。対応で適切なのはどれか。(第94回)

①以前の入浴時の体験や表情について情報を集める。
②入浴の気持ちよさについて詳しく説明する。
③入浴拒否は間違った行動であることを説明する。
④直ちに清拭を行う。

  1. 以前の入浴時の体験や表情などの情報を集め、拒否の理由を得て対応していくことが適切である。
  2. 入浴の気持ちよさを説明しても患者に実感がなければ入浴にはつながらない。
  3. 間違っていると伝えることで患者の気持ちを否定することになる。
  4. 清拭することで保清はできても、入浴行動への改善にはつながらない。

HBs抗原陽性の患者の血液が床頭台に付着していた。消毒に適しているのはどれか。(第100回)

①ポビドンヨード
②消毒用エタノール
③次亜塩素酸ナトリウム
④クロルヘキシジングルコン酸塩〈グルコン酸クロルヘキシジン〉

  1. ポビドンヨードは中水準消毒薬で血液の汚染には使用しない。
  2. 消毒用エタノールは中水準消毒薬で、応用範囲は広いが血液の汚染には適していない。
  3. 次亜塩素酸ナトリウムは、芽胞を含む細菌とウイルスに対して有効で、食器やリネン類、ウイルス汚染血液の消毒に用いられる。
  4. クロルヘキシジングルコン酸塩は低水準消毒薬で血液の汚染には使用しない。

次の文を読み問題に答えよ。

Aちゃんは、在胎37週0日に正常分娩で体重3,200gで出生した。AちゃんのApgar〈アプガー〉スコアは1分後9点、5分後10点であった。出生時は、体温37.1℃、呼吸数42/分、心拍数154/分であり、頭部に産瘤があった。Aちゃんの両親の血液型はB型Rh(+)である。

生後1日。Aちゃんは、体重3,100g、体温37.0℃、呼吸数38/分、心拍数142/分で、皮膚に黄染はみられない。Aちゃんは看護師の手指が手掌に触れると握り締めた。オムツ交換時には、暗緑色の便が少量みられた。Aちゃんの状態として考えられるのはどれか。2つ選べ。(第103回)

①早産児である。
②頻脈がみられる。
③移行便がみられる。
④把握反射がみられる。

⑤生理的体重減少の範囲である。

  1. 在胎37週0日から正期産である。
  2. 出生直後の新生児の心拍数は約150~180/分であるが、2~3時間後には120~150/分前後となる。生後1日目のAちゃんの心拍数は142/分であり頻脈ではない。
  3. 新生児の最初にみられる便は暗緑色の胎便で、栄養摂取が進むとともに移行便となる。生後1日のAちゃんは、暗緑色の便がみられている。これは移行便ではなく胎便である。
  4. 「看護師の手指が手掌に触れると握り締めた」とある。これは出生直後からみられる原始反射のひとつで、把握反射という。
  5. 新生児は、組織液の消失、栄養・水分の摂取不良、胎便の排泄などにより生理的体重減少がみられる。生後3~5日がピークで、出生時体重の5~10%の減少が正常範囲内である。Aちゃんにも体重減少がみられているが、3.2%の減少で生理的なものである。

33歳の妊婦。妊娠8週で経過も順調なので妊娠中にエアロビクスをしたいが何かアドバイスはないかと尋ねてきた。運動習慣はない。エアロビクスの説明で適切なのはどれか。(第94回)

①妊娠16週ころから始められる。
②毎日することが望ましい。
③1回60分以上を目標にする。
④きつく感じるぐらいの強度がよい

  1. マタニティビクスは胎盤形成が完了する14週から16週ころから始められる。医師の許可を得た正常な妊娠経過の妊婦が対象である。
  2. 1週間に3から5回、体調に合わせて行うことが望ましいとされる。
  3. 体力や体調にもよるが、1回60分程度が望ましい。
  4. きついと感じる場合は、ペースダウンをし、楽な場合はペースアップをし、ややきつい(心拍数140/分以内)を目標とする。

脂肪を乳化するのはどれか。(第103回)

①胆汁酸塩
②トリプシン
③ビリルビン
④リパーゼ

  1. 胆汁酸塩は消化酵素ではなく、肝臓で産生される胆汁の成分である。脂肪と水を混ざりやすくする役割がある。このはたらきのことを乳化という。
  2. 蛋白質を分解する消化酵素であり、膵液に含まれる。
  3. ビリルビンは胆汁の色素成分である。尿中や便中に排泄され、尿や便の色となる。
  4. 脂肪を分解する消化酵素であり、膵液と腸液に含まれる。

次の文を読み問題に答えよ。

Aさん(48歳、専業主婦)は、夫と2人で暮らしている。月経周期が35~60日と不規則となり、外来を受診した。診察時、Aさんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。

Aさんは「汗をかきやすくイライラする以外に、どのような変化が起こりますか」と看護師に尋ねた。Aさんへの説明で最も適切なのはどれか。(第104回)

①手足が温かくなる。
②寝つきが悪くなる
③乏尿になる。
④乳房が張る。

  1. 更年期障害は自律神経失調症状を特徴とし、急に顔がほてったり、冷え性などがみられやすい。
  2. 更年期症状による睡眠障害として、寝つきが悪い・中途覚醒・早朝覚醒などがみられやすい。
  3. エストロゲンの低下による泌尿器系の障害として、骨盤底筋支持機構の脆弱化や、尿道括約筋の機能不全から尿失禁や頻尿がみられやすい。乏尿は病的なものである。
  4. エストロゲンが低下するため、乳房が張ることは考えにくい。

看護記録の内容で適切でないのはどれか。(第102回)

①患者の訴えたこと
②実施したケアの内容
③ケア後の患者の変化
④ケア後の看護師の感想

  1. 看護記録上の主観的データ(S)である
  2. 看護記録には、実施したケアの内容を記載する必要がある(P)。
  3. 看護記録上の客観的データ(O)である。
  4. 看護記録上に看護師の感想は必要ない。

児童相談所の業務はどれか。(第96回)

①育成医療の給付
②保育所への入所事務
③児童福祉施設の監査
④児童の心身障害に関する相談

  1. 育成医療は平成18年(2006年)4月より新たに「自立支援給付」となっている。給付を受けるには市町村等で自立支援医療費を支給する旨の認定を受ける。
  2. 保育所は児童福祉法で定めた児童福祉施設であるが、入所事務は福祉事務所で行う。
  3. 児童福祉施設の監査は都道府県が行う。(児童福祉法第46条)
  4. 設問の通り。その他、児童相談、調査、判定、指導や、児童の一次保護などの業務を行っている。

次の文を読み問題に答えよ。

Aちゃん(1歳0か月、女児)は、つかまり立ちをしようとしてテーブルの上に手をかけたところ、熱い味噌汁の入ったお椀をひっくり返して前胸部と右前腕に熱傷を負ったため母親とともに救急外来を受診した。来院時、Aちゃんは、体温36.8℃、呼吸数36/分、心拍数120/分、血圧90/60mmHgであり、機嫌が悪く泣いている。

Aちゃんの前胸部と右前腕には発赤と一部に水疱がみられ、看護師が創部に軽く触れると激しく泣いた。Aちゃんの熱傷の受傷深度として考えられるのはどれか。(第103回)

①Ⅰ度
②浅達性Ⅱ度
③深達性Ⅱ度
④Ⅲ度

  1. Ⅰ度熱傷は表皮の紅斑のみである。この状態は数日で瘢痕を残さず治癒する。
  2. Ⅱ度の熱傷は、真皮浅層熱傷(浅達性Ⅱ度)と真皮深層熱傷(深達性Ⅱ度)があり、真皮浅層熱傷は水泡がみられ、軽度の色素沈着が残る場合があるが、1~2週間で治癒する。Ⅱ度真皮深層熱傷はびらんを生じ、治癒に2~8週間かかり、瘢痕が残る。
  3. Ⅱ度の熱傷は、真皮浅層熱傷(浅達性Ⅱ度)と真皮深層熱傷(深達性Ⅱ度)があり、真皮浅層熱傷は水泡がみられ、軽度の色素沈着が残る場合があるが、1~2週間で治癒する。Ⅱ度真皮深層熱傷はびらんを生じ、治癒に2~8週間かかり、瘢痕が残る。
  4. Ⅲ度熱傷は皮下組織までおよび、組織が壊死した状態で植皮が必要となる場合がある。

次の文を読み問題に答えよ。

Aさん(29歳、女性)は、20歳で短期大学を卒業するのと同時に就職したが「会社に行きたくない」と言い出して、2か月で仕事を辞めた。その後は、自宅で何もせずに過ごしていた。昼夜逆転の生活が長く続いたが、ある日、夜遅く帰宅した父親と就職のことで激しい口論となった。それ以来、昼も夜も起きていて、食事も摂らずに自室に引きこもり、ぶつぶつと独り言を言ったり、笑ったりするようになった。心配した母親に伴われて受診し、統合失調症と診断された。

入院後1か月が経過し、Aさんは看護師に時々笑顔を見せるようになってきた。Aさんは「毎日が退屈」、「早く退院したい」と言うようになった。Aさんを交えたカンファレンスで、病棟で週1回行われている退院支援グループへの参加を検討した。このグループでは、対人関係や社会生活を営むのに必要なスキルの学習が行われている。Aさんのグループ参加の目的として、最も優先度が高いのはどれか。(第101回)

①生活リズムを整える。
②興奮が抑えられるようになる。
③退院後の日中の過ごし方を考える。
④他の参加者から問題点の指摘を受ける。

退院支援グループでは、対人関係や社会生活を営むのに必要なスキルを学習している。
今は興奮状態ではないため、退院後の日中の生活の過ごし方を考えるのに役立つと思われる。

Aさん(60歳、男性)は、胃癌の手術目的で入院した。大動脈弁置換術を受けた既往があり、内服していたワルファリンをヘパリンに変更することになった。確認すべきAさんの検査データはどれか。(第105回)

①PT-INR
②赤血球数
③白血球数
④出血時間

⑤ヘモグロビン値

Aさんは大動脈弁置換術後であり、血栓予防のためにワルファリンを内服している。ワルファリンはビタミンKの働きを阻害することで、プロトロンビン時間を延長させる抗凝固作用がある。今回は胃癌の手術ということで、内服が継続できなくなるため同じ効果のヘパリンに変更となっている。引き続き、凝固時間の状況を把握するPT-INR(プロトロンビン時間国際標準比)のモニタリングが必要である。

魚油に多く含まれる脂肪酸はどれか。(第101回)

①カプリル酸
②オレイン酸
③ミリスチン酸
④ドコサヘキサエン酸

  1. カプリル酸は飽和脂肪酸の1つで、ココナッツ・母乳などに含まれる。
  2. オレイン酸は不飽和脂肪酸の1つで、オリーブ油に含まれる。
  3. ミリスチン酸は飽和脂肪酸の1つで、ヤシ油・パーム油などに含まれる。
  4. ドコサヘキサエン酸は不飽和脂肪酸の1つで、魚油に多く含まれる。「日本人の食事摂取基準」でも摂取が推奨され、心臓疾患・アルツハイマー型認知症・うつ病の予防に効果があるとされてる。

次プロセスレコードについて正しいのはどれか。(第104回)

①看護過程の1つの段階である。
②患者と家族間の言動を記述する。
③看護師の対人関係技術の向上に活用する。
④患者の精神症状をアセスメントする方法である。

プロセスレコードとは、患者とのやりとりにおいて一場面を切りとり、そのときの言葉をそのまま用いて再現する記録様式である。記録することで目にはみえない患者の心の問題を把握したり、患者と関わる中で生じた看護師自身の感情の動きに気づくことができる。

  1. 看護過程とは別の項目である。
  2. 患者と看護師間のやりとりを記録する。
  3. 看護場面における看護師自身の感情の動きを振り返ることで、看護師の対人関係技術の向上に役立つ。
  4. 患者の精神症状をアセスメントするのは看護記録上でのことである。

妊娠初期に胎児奇形の生じる可能性の最も高いのはどれか。(第93回)

①風疹感染
②胸部単純X線検査
③インフルエンザの予防接種
④喫煙

  1. 妊娠11週までの感染により、先天性風疹症候群をきたしやすく、白内障・心奇形・聴力障害・知能障害・小頭症などが生じる。
  2. 直接腹部が照射されなければ、ほとんど問題はないとされている。
  3. 妊娠中の予防接種について禁止されてはいない。
  4. 喫煙は血管収縮により胎盤血流を減少させるので、低出生体重児の割合が増す。

Aさん(23歳、女性)は、トラックの横転事故に巻き込まれて一緒に歩いていた友人が死亡し、自分も軽度の外傷で入院している。看護師がAさんに「大変でしたね」と声をかけると、笑顔で「大丈夫ですよ。何のことですか」と言うだけで、事故のことは話さない。Aさんは検査の結果、軽度の外傷以外に身体的な異常や記憶の障害はない。この現象はどれか。(第103回)

①解 離
②昇 華
③合理化
④反動形成

  1. 解離とは感情と表現とがまったく切り離されてしまうことである。たとえば、自分の身の周りに起こっている出来事が遠くで起こっているように感じて、現実味がないことや、自分から切り離してやり過ごすことをいう。
  2. 昇華とは、本能的欲動が社会的に誉められる形で発揮されることである。たとえば、欲求不満や、不安などを勉強やスポーツに打ち込み、よい成績を残して社会に認められるなどである。
  3. 合理化とは、欲求をありのままに認めず、都合のいい理屈で自分を正当化することである。たとえば、「食べ過ぎたのは友人が夕食に誘ったからだ」などである。
  4. 反動形成とは、正反対の感情で相手に接することで、苦手な人に対して不自然なほど丁寧に接してしまうなどの行動を指す。

訪問看護ステーションの管理・運営について正しいのはどれか。(第105回)

①事務所を設置する必要はない。
②訪問看護の利用回数の調整は市町村が行う。
③利用者が希望すれば訪問看護の記録を開示する。
④利用者とのサービス契約後に重要事項を説明する。

訪問看護ステーションは看護師などが訪問して、医師の指示に基づいて在宅療養者の病状の観察、診療の補助、療養上の世話、機能訓練を行う事業所のことである。

  1. 訪問看護事業者は、都道府県知事などにより指定訪問看護事業者の指定を受けて、訪問看護事業所を開設する必要がある。
  2. 訪問看護の回数は、医療保険を利用する場合は原則週3回となる(ただし「厚生労働大臣が定める疾病等」に該当する場合や、病状が急性増悪期にある者の場合は、回数制限がなくなる)。介護保険を利用している場合は、介護区分の月の支給限度額が設定されているため、その中で回数を設定する。
  3. 病院や診療所、訪問看護ステーションなどは個人の情報を扱うため「個人情報保護法」が適用される。第25条に本人から個人データの開示を求められたときは、遅延なく応じなければならないとあるため、開示をする必要がある。
  4. 利用者と事業者はサービス開始前に重要事項を説明し契約を結ぶ必要がある。

新生児病棟における感染予防で最も重要なのはどれか。(第97回)

①面会の制限
②手洗いの徹底
③ガウンの着用
④リネンの滅菌

新生児病棟が院内感染の発生源になることがある。感染予防上最も重要なのは手洗いである。

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