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第29回

血清総コレステロール値が低下するのはどれか。(第97回)

①閉経
②クッシング病
③甲状腺機能亢進症
④ネフローゼ症候群

  1. エストロゲンはコレステロール低下作用を持つので、閉経後の女性ではこの働きが減少するため、総コレステロール値が上昇する。
  2. クッシング病では副腎皮質ホルモンの過剰分泌が生じるので、高コレステロール血症になりやすい。
  3. 甲状腺機能亢進症では脂質代謝が亢進するため、総コレステロール値は低下する。
  4. ネフローゼ症候群では高コレステロール血症となる。これは低蛋白血症の代償と考えられている。

食道癌に対する放射線治療で正しいのはどれか。(第101回)

①脊髄の障害は起こらない。
②治療期間は1週間である。
③治療期間中は隔離できる個室で管理する。
④化学療法と併用すると治療の効果が高まる。

  1. 脊髄は放射線の感受性が高く、放射線脊髄症を生じることがある。
  2. 食道癌の放射線治療は通常6週間前後を要する。
  3. 治療自体は放射線治療室での隔離が必要であるが、治療期間中を個室で管理する必要はない。
  4. 食道癌の治療においては、放射線治療単独にするよりも、抗癌剤を併用した化学放射線療法の方が効果が高いとされている。

潰瘍性大腸炎の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。(第106回)

①遺伝性である。
②直腸に好発する。
③縦走潰瘍が特徴である。
④大腸癌の危険因子である。
⑤大量の水様性下痢が特徴である。

  1. 潰瘍性大腸炎は指定難病に含まれる原因不明の疾患である。
  2. 病変は直腸から結腸全体に潰瘍を形成する炎症性疾患である。
  3. 大腸の粘膜層にびらんや潰瘍形成されることが特徴である。クローン病は縦走潰瘍を特徴とする。
  4. 大腸癌発生の頻度が高いことが確認されている。
  5. 潰瘍形成により出血するとともに水分吸収率が低下するため、水様の血便となる。

経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)の管理で適切なのはどれか。(第93回)

①排液は1,000㎖/日以上を維持する。
②チューブ挿入中は安静臥床にする。
③排液バッグは肝臓と同じ高さに保つ。
④流出不良時はミルキングを試みる。

  1. 排液量は1日500㎖前後である。
  2. 安静度は原疾患や身体状況によるものであり、PTCDによって安静度が決定するわけではない。
  3. バッグは常に逆流予防のため肝臓より低くする。
  4. ドレナージ中は常にチューブ内の閉塞・屈曲などを予防するとともに流出が悪いときはミルキング(患者側からチューブをしごく)を行う。

心筋梗塞の危険因子となりにくいのはどれか。(第97回)

①喫煙
②糖尿病
③高脂血症
④骨粗鬆症

心筋梗塞のリスクファクターは喫煙・高脂血症・動脈硬化・高血圧・糖尿病・肥満・運動不足・ストレスなどであり、骨粗鬆症は危険因子として直接的な関連はない。

労作性狭心症の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。(第98回)

①低残渣の食事をとるよう心がける。
②ニトログリセリンを定期的に使用する。
③動いたら休む習慣をつけるよう心がける。
④入浴は42℃くらいのお湯で肩までつかる。

  1. 低残渣食を摂取する必要があるのは大腸内視鏡検査や大腸疾患の術前などである。
  2. ニトログリセリンの舌下は定期的に服用するのではなく、狭心症発作時に用いる。
  3. 心負担をさけるため日常生活の中で動いたら休む習慣をつけていく。
  4. 入浴の温度は38~40℃が良い。42℃以上は交感神経を刺激し血圧や脈拍など循環器の変動をきたし心負荷が高まる。

急性左心不全の症状はどれか。(第103回)

①肝腫大
②呼吸困難
③下腿浮腫
④頸静脈怒張

  1. 肝腫大は、右心不全にみられる症状である。
  2. 左心不全では、肺うっ血による肺水腫・呼吸困難・チアノーゼなどがみられる。
  3. 下腿浮腫は、右心不全にみられる症状である。
  4. 頸静脈怒張は、右心不全にみられる症状である。

上腕骨顆上骨折の早期合併症で注意が必要なのはどれか。 (第100回)

①偽関節
②習慣性脱臼
③腕神経叢麻痺
④フォルクマン拘縮

  1. 偽関節は骨折修復の段階で起こることがあるが、早期合併症ではない。
  2. 軽微な力で脱臼を繰り返すことを習慣性脱臼という。
  3. 腕神経叢麻痺は、鎖骨骨折によってみられることがある。
  4. 上腕骨顆上骨折の早期や、上腕のギプス固定時の早期合併症として注意が必要である。

長期投与すると骨粗鬆症を発症するリスクが高まるのはどれか。(第101回)

①ビタミンD
②ビタミンK
③エストロゲン
④ワルファリン
⑤副腎皮質ステロイド

  1. ビタミンDは腎臓で活性化されると、カルシウムの吸収を助ける。
  2. ビタミンKはプロトロンビンなど血液凝固因子の材料でみる。
  3. エストロゲンには副甲状腺から分泌されるパラソルモンのはたらきを抑え、Caの骨吸収抑制(骨破壊抑制)作用がある。
  4. ワルファリンはビタミンKと拮抗作用のある抗凝固薬である。骨粗鬆症には関与しない。
  5. 副腎皮質ステロイドには骨吸収(骨破壊)を促進するため、骨粗鬆症をきたしやすい。

腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか(第106回)

①高齢の女性に多発する。
②診断にはMRIが有用である。
③好発部位は第1・2腰椎間である。
④急性期では手術による治療を行う。

  1. 男女比は約2~3:1でやや男性の方が多い。これは、運転手や重労働などの腰椎への負担がかかる職に就いている割合が男性の方が多いためと考えられる。年齢は20~40代に多いといわれている。
  2. MRI検査は椎骨、椎間板、神経の画像が得られるため、診断を確定することができる。一方でエックス線検査では椎間板や神経の画像が得られないため、椎間板ヘルニアの診断には不向きである。
  3. 好発部位は第4・5腰椎間、次いで第5腰椎・第1仙椎間の椎間板ヘルニアの発症が多い。この高さで生じるヘルニアでは、坐骨神経を圧迫し坐骨神経痛が認められる。
  4. 治療は第一に保存的療法が行われる。痛みに対してはNSAIDsが広く使用され、それでも痛みが取れないときには局所麻酔薬を注入する神経ブロックが行われる。他にも牽引、温熱療法による物理療法や体幹強化、リハビリテーションなども行われる。保存的療法を行っても効果がなかったり、運動麻痺が進行するなどの場合には手術療法が選択される。

先天性の重度視覚障害があるAさんは、早期胃癌の手術目的で入院した。Aさんは妻と2人で暮らしており、自宅ではほぼ自立して日常生活を送っていた。看護師のAさんへの入院当日の対応で適切なのはどれか。(第100回)

①Aさんの病室は監視モニター付きの個室にする。
②Aさんの病室で食堂やトイレの場所sなどを説明する。
③起き上がるとスイッチが入るナースコールを設置する。
④CT検査室への移動の際は、看護師が順路を説明しながら一緒に歩く。

耳の感覚器と刺激との組合せで正しいのはどれか。(第105回)

①蝸牛管 ─ 頭部の回転
②球形囊 ─ 頭部の傾き
③半規管 ─ 鼓膜の振動
④卵形囊 ─ 骨の振動

嗅覚の一次中枢はどれか。(第108回)

①嗅球

②嗅上皮
③後頭葉
④上鼻甲介

女性を中心としたケア〈Women centered care〉の概念で適切なのはどれか。(第108回)

①父権主義を否定している。
②周産期にある女性を対象とする。
③全人的な女性という視点を重視する。
④女性特有の疾患に関する看護を行う。

介護保険施設においてノロウイルス感染症が発生した。感染を拡大させないための対応として適切なのはどれか。(第102回)

①感染者の居室はアルコールで拭く。
②感染者の吐物は乾燥してから処理する。
③感染者が使用したリネンは60℃の加熱処理を行う。
④感染者が使用した食器は次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。

風疹の疑いがある入院患者の隔離予防策で適切なのはどれか。(第108回)

①標準予防策
②標準予防策と接触感染予防策
③標準予防策と飛沫感染予防策
④標準予防策と空気感染予防策

検査の目的と採尿方法の組合せで正しいのはどれか。(第106回)

①細菌の特定 ―― 中間尿
②腎機能の評価 ―― 杯分尿
③肝機能の評価 ―― 24時間尿
④尿道の病変の推定 ―― 早朝尿

成人の腸骨の骨髄穿刺で適切なのはどれか。(第102回)

①穿刺前6時間は絶食とする。
②穿刺は仰臥位で行う。
③穿刺時は深呼吸を促す。
④穿刺後、穿刺部位は圧迫止血する。

入院中の患者における中心静脈栄養法〈IVH〉の管理で適切なのはどれか。(第102回)

①刺入部は毎日消毒する。
②定期的に血糖値を確認する。
③カテーテルの刺入部は見えないように覆う。
④輸液セットはカテーテルを抜去するまで交換しない。

胃洗浄を行うときの体位で最も適切なのはどれか。(第105回)

①仰臥位
②腹臥位
③左側臥位
④右側臥位

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