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第56回

排便反射の反射弓を構成するのはどれか。2つ選べ。(第108回)

①下腸間膜神経節
②腹腔神経節
③骨盤神経
④腰 髄
⑤仙 髄

  1. 下腸間膜神経節
    下腸間膜神経節は交感神経の神経節で排便反射には関与しない。
  2. 腹腔神経節
    腹腔神経節は交感神経の神経節で排便反射には関与しない。
  3. 骨盤神経
    骨盤神経(骨盤内臓神経)は仙骨神経に含まれた副交感神経線維で、直腸の平滑筋や内肛門括約筋を支配しており、排便反射に関与する。
  4. 腰 髄
    腰髄からも自律神経線維が出ているが、交感神経線維であり排便反射には関与しない。
  5. 仙 髄
    仙髄からは副交感神経線維が出て、仙骨神経に含まれて骨盤内臓神経となって直腸の平滑筋や内肛門括約筋を支配しており、排便反射に関与する。

排便反射の中枢は仙髄にある。副交感神経である骨盤内臓神経(骨盤神経)を介して、直腸を収縮させ内肛門括約筋を弛緩させる。

食事由来のトリグリセリドを運搬するのはどれか。(第100回)

①HDL
②LDL
③VLDL
④カイロミクロン

  1. HDL
    HDLはトリグリセリドを運搬しない。
  2. LDL
    LDLはトリグリセリドを運搬しない。
  3. VLDL
    VLDLはトリグリセリドを運搬しない。
  4. カイロミクロン
    脂肪の分解産物である脂肪酸とモノグリセリドはミセルとなる。ミセルは酵素の作用によりトリグリセリドとなり、リポ蛋白質で包まれたカイロミクロンとなってリンパ管へと入る。

HDL、LDL、VLDL、カイロミクロンは、脂肪と蛋白質が結合した物質でリポ蛋白質である。

水溶性ビタミンはどれか。(第102回)

①ビタミンA
②ビタミンC
③ビタミンD
④ビタミンE
⑤ビタミンK

  1. ビタミンA
    ビタミンAは脂溶性ビタミンで、明暗順応に関与するロドプシンの構成成分である。ビタミンAが欠乏すると暗い所での視力が低下する夜盲症となる。
  2. ビタミンC
    ビタミンCは水溶性ビタミンで、種々の野菜や果物に含まれ、欠乏すると壊血病となる。
  3. ビタミンD
    ビタミンDは脂溶性ビタミンで、小腸でのカルシウムやリンの吸収を増大させ、欠乏するとくる病や骨粗鬆症などになる。
  4. ビタミンE
    ビタミンEは脂溶性ビタミンで、抗酸化作用があり、欠乏すると運動失調などになる。
  5. ビタミンK
    ビタミンKは脂溶性ビタミンで、血液凝固に関係する肝臓でのプロトロンビン生成に関与し、欠乏すると出血傾向となる。

ビタミンには水溶性ビタミンと脂肪とともに吸収される脂溶性ビタミンがある。水溶性ビタミンにはビタミンB群、ビタミンC、葉酸などがあり、脂溶性ビタミンにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどがある。

食欲を促進するのはどれか。(第98回)

①温熱環境
②胃壁の伸展
③レプチンの分泌
④血中遊離脂肪酸の上昇

  1. 温熱環境
    温熱環境は食欲を低下させる。
  2. 胃壁の伸展
    胃壁の伸展は食欲を低下させ、胃壁の縮小が食欲を促進する。
  3. レプチンの分泌
    レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、間脳の視床下部にある摂食中枢の興奮を抑制して、食欲を抑制させる。
  4. 血中遊離脂肪酸の上昇
    血中遊離脂肪酸は、中性脂肪が分解されてエネルギー源となると上昇する。そのため、食欲を促進することになる。

食欲は視床下部にある摂食中枢の興奮によって促進される。その興奮は血糖値が下がると起こり、空腹感を生じて食欲が増す。

ビタミンと生理作用の組合せで正しいのはどれか。(第107回)

①ビタミンA ― 嗅覚閾値の低下
②ビタミンD ― Fe2+吸収の抑制
③ビタミンE ― 脂質の酸化防止
④ビタミンK ― 血栓の溶解

  1. ビタミンA ― 嗅覚閾値の低下
    ビタミンAは、視細胞杆体にあるロドプシンの構成成分で、欠乏すると夜盲症になる。
  2. ビタミンD ― Fe2+吸収の抑制
    ビタミンDは、リンおよびカルシウムの吸収を促進し、リン酸カルシウムの骨への蓄積を促進する。欠乏するとくる病や骨粗鬆症となる。
  3. ビタミンE ― 脂質の酸化防止
    ビタミンEは抗酸化剤として働き、不飽和脂肪酸の酸化を防止する。
  4. ビタミンK ― 血栓の溶解
    ビタミンKは、肝臓におけるプロトロンビン生成に関与する。プロトロンビンは血液凝固因子であり、ビタミンKが欠乏すると出血しやすくなる(出血傾向)。

ビタミンは人体の諸機能を調節する物質である。同様の調節物質であるホルモンが体内内分泌腺で生成分泌されるのに対し、ビタミンは体外から食物として摂取される。

最終代謝産物に尿酸が含まれるのはどれか。(第109回)

①核 酸
②リン脂質
③中性脂肪
④グルコース
⑤コレステロール

  1. 核 酸
    核酸が代謝すると尿酸が発生する。
  2. リン脂質
    リン脂質ではない。
  3. 中性脂肪
    中性脂肪ではない。
  4. グルコース
    グルコースではない。
  5. コレステロール
    コレステロールではない。

尿酸の元となるのは核酸やATPである。核酸は細胞の核に含まれ、その成分の1つにプリン体がある。そのプリン体の最終代謝産物が尿酸である。

抗利尿ホルモン<ADH>について正しいのはどれか。(第101回)

①尿細管における水分の再吸収を抑制する。
②血漿浸透圧によって分泌が調節される。
③飲酒によって分泌が増加する。
④下垂体前葉から分泌される。

  1. 尿細管における水分の再吸収を抑制する。
    尿細管における水分の再吸収を促進して、尿量を減少させる。
  2. 血漿浸透圧によって分泌が調節される。
    血漿浸透圧によって分泌が調節される。浸透圧が上昇すれば分泌は促進され、低下すれば分泌は抑制される。
  3. 飲酒によって分泌が増加する。
    飲酒によって分泌は減少する。お酒を飲むとトイレが近くなるが、アルコールによって抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が抑制され、水分再吸収が減少し、尿量が増加するためと考えられる。
  4. 下垂体前葉から分泌される。
    下垂体後葉から分泌される。

抗利尿ホルモン(ADH)はバソプレシンとも呼ばれる下垂体後葉ホルモンで、腎臓尿細管の再吸収や血管の収縮などの働きをもつ。

抗利尿ホルモン(ADH)の分泌を抑制するのはどれか。(第97回)

①血圧低下
②循環血漿量減少
③血漿浸透圧低下
④血中カルシウム値低下

  1. 血圧低下
    抗利尿ホルモン(ADH)は血圧を上昇させる働きをもつ。血圧低下により分泌は促進される。
  2. 循環血漿量減少
    循環血漿量が減少すると、分泌は促進される。
  3. 血漿浸透圧低下
    血漿浸透圧が低下すると、分泌は抑制される。
  4. 血中カルシウム値低下
    血中カルシウム値の低下により循環血漿量が減少すると、分泌は促進される。

抗利尿ホルモン(ADH)の分泌は、循環血液量や血液の浸透圧の変化に応じて調節される。

腎臓でナトリウムイオンの再吸収を促進するのはどれか。(第95回)

①バソプレシン
②アルドステロン
③レニン
④心房性ナトリウム利尿ペプチド

  1. バソプレシン
    バソプレシンは腎臓尿細管での水分の再吸収を促進する。
  2. アルドステロン
    アルドステロンは、腎臓の集合管に働いてナトリウムイオンの再吸収を促進する。
  3. レニン
    レニンは蛋白質分解酵素で、アンジオテンシノゲンを分解してアンジオテンシンⅠをつくる。
  4. 心房性ナトリウム利尿ペプチド
    心房性ナトリウム利尿ペプチドは、集合管におけるナトリウムイオンの再吸収を抑制する。

バソプレシンは水分の再吸収に関与するが、アルドステロン、心房性ナトリウム利尿ペプチドはナトリウムイオンの再吸収に関与している。レニンは、アルドステロンなどの分泌に関与している。

ゴム製湯たんぽに入れる湯の温度で適切なのはどれか。(第105回)

①40℃程度
②60℃程度
③80℃程度
④100℃程度

  1. 40℃程度
    40℃では体温よりも冷たく感じる。
  2. 60℃程度
    60℃程度の湯を入れるのが適切である。
  3. 80℃程度
    80℃では人体の周囲に置くには温度が高すぎる。なお、金属製湯たんぽの場合は70~80℃程度のお湯を入れる。
  4. 100℃程度
    100℃では人体の周囲に置くには温度が高すぎる。

ゴム製の湯たんぽの材質は天然ゴム製が多く、天然ゴムの耐熱温度は120℃くらいある。熱伝導性と保温機能、身体に触れても熱傷を負わない外側表面の温度を総合すると60℃程度の湯を入れるのが適切である。

アンジオテンシンⅡの作用はどれか。(第98回)

①細動脈を収縮させる。
②毛細血管を拡張させる。
③レニン分泌を促進する。
④アルドステロン分泌を抑制する。

  1. 細動脈を収縮させる。
    アンジオテンシンⅡは、全身の血管を収縮させて抵抗を増し血圧を上昇させる。細動脈も収縮させる。
  2. 毛細血管を拡張させる。
    アンジオテンシンⅡは毛細血管を収縮させる。
  3. レニン分泌を促進する。
    アンジオテンシンⅡは血圧を上昇させるので、腎臓内輸入細動脈の血圧も上がり、レニン分泌は抑制される。
  4. アルドステロン分泌を抑制する。
    アンジオテンシンⅡは副腎皮質に作用して、アルドステロン分泌を促進する。

血圧が低下すると腎臓でレニンが分泌され、アンジオテンシンⅠがつくられる。アンジオテンシンⅠはアンジオテンシンⅡに変わり、副腎皮質からアルドステロンの分泌を促進する。アルドステロンは腎臓集合管にはたらきナトリウムイオンの再吸収を促進し、結果として血圧を上昇させる。

アルドステロンで正しいのはどれか。(第106回)

①近位尿細管に作用する。
②副腎髄質から分泌される。
③ナトリウムの再吸収を促進する。
④アンジオテンシンⅠによって分泌が促進される。

  1. 近位尿細管に作用する。
    近位尿細管ではなく、集合管に作用する。
  2. 副腎髄質から分泌される。
    副腎髄質ではなく、副腎皮質から分泌される。
  3. ナトリウムの再吸収を促進する。
    ナトリウムの再吸収を促進し、カリウムの排泄も促進する。
  4. アンジオテンシンⅠによって分泌が促進される。
    アルドステロンの分泌促進はアンジオテンシンⅠによってではなく、活性型のアンジオテンシンⅡによって行われる。

アルドステロンは副腎皮質から分泌される電解質コルチコイドで、腎臓の集合管に作用してナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進する。

膀胱で正しいのはどれか。(第104回)

①漿膜で覆われている。

②直腸の後方に存在する。
③粘膜は移行上皮である。
④筋層は2層構造である。

  1. 漿膜で覆われている。
    最外層は壁側腹膜の一部として大部分は漿膜に覆われているが、膀胱の前壁および底では漿膜を欠き結合組織だけとなる。
  2. 直腸の後方に存在する。
    直腸は骨盤腔内の後方、仙骨・尾骨のすぐ前を下行している。男性では直腸の前方に膀胱があるが、女性では直腸の前に子宮・腟があり、さらにその前に膀胱が位置する。
  3. 粘膜は移行上皮である。
    膀胱の粘膜は、尿管の粘膜上皮と同じく移行上皮からなっている。
  4. 筋層は2層構造である。
    膀胱の筋層は、内縦層・中輪層・外縦層の3層からなっている。中輪層筋は内尿道口を取り囲んで膀胱括約筋を構成する。

膀胱は骨盤腔の前方、恥骨結合の後ろに位置している袋状の筋性の中空性臓器で、壁は粘膜、筋層、漿膜あるいは外膜の3層からなっている。後下部の膀胱底の後方左右に尿管が開口し、膀胱底前下部の内尿道口から尿道が始まる。

排尿時に収縮するのはどれか。(第109回)

①尿 管
②尿 道
③膀胱平滑筋
④内尿道括約筋
⑤外尿道括約筋

  1. 尿 管
    尿管は腎臓から膀胱への尿の通り道で排尿反射には関係がない。
  2. 尿 道
    尿道は膀胱の内尿道口から外尿道口までの尿の排出路であるが、排尿時に収縮はしない。
  3. 膀胱平滑筋
    膀胱壁の平滑筋性の排尿筋(膀胱平滑筋)は、排尿反射の際に収縮する。
  4. 内尿道括約筋
    内尿道括約筋は、排尿時に弛緩する。
  5. 外尿道括約筋
    外尿道括約筋は、排尿時に弛緩し、外尿道口から体外へ尿を排出する。

腎臓でつくられた尿は、尿管を通って膀胱にて貯められる。排尿は、膀胱壁をつくる平滑筋性の膀胱筋が収縮し、内尿道括約筋が弛緩して尿道内を尿が通り、外尿道括約筋が弛緩して外尿道口より体外に排尿される。

蠕動運動がみられるのはどれか。2つ選べ。(第110回)

①腎動脈
②腎 盂
③尿 管
④膀 胱
⑤尿 道

  1. 腎動脈
    腎動脈は腹大動脈から腎臓への血流路で、蠕動運動はみられない。
  2. 腎 盂
    腎盂は大腎杯が集まったもので、尿管に続く。ここでの尿の移動は腎杯から伝導する蠕動運動による。
  3. 尿 管
    尿管はその壁に内縦走筋・外輪走筋の平滑筋の筋層がある。尿管での尿の移動は、その平滑筋の蠕動運動によって行われる。
  4. 膀 胱
    膀胱も平滑筋の筋層があるが、排尿は一気に排泄するので蠕動運動はみられない。
  5. 尿 道
    尿道は膀胱から外尿道口までの排尿路であり、膀胱壁の排尿筋の収縮で尿を移動する。蠕動運動による移動ではない。

腎臓で生成された尿は、腎盂から尿管を蠕動運動によって移動し、膀胱へと輸送される。

低体温からの回復に伴う生体の反応はどれか。(第104回)

①廃 用
②発 汗
③ふるえ
④乳酸の蓄積

  1. 廃 用
    廃用とは、骨格筋を使わなければ、細く弱くなっていく状態をいう。過度の安静による筋肉などの衰えを廃用症候群という。
  2. 発 汗
    発汗は汗腺で起こり、体温調節に関するのは温熱性発汗である。気温の高いときや、筋運動によって体熱産生が増したときに起こり、この汗が蒸発し気化熱を奪うことにより体温を下げる。
  3. ふるえ
    ふるえは、寒冷刺激などにより骨格筋が細かく不随意に収縮することである。ふるえは熱産生を増加して体温を上昇させる。
  4. 乳酸の蓄積
    筋の収縮が続くと、筋に必要な酸素が不足し、筋に乳酸が蓄積する。乳酸は筋疲労と関係があると考えられている。

体温が一定であるのは、生体内での熱産生と生体周囲への熱放散が平衡していることによる。熱産生は内臓諸器官での物質代謝や骨格筋の運動によって行われ、熱放散は皮膚から放射・伝導・対流や水分蒸発などによって行われる。

体温に影響しないのはどれか。(第105回)

①運 動
②食 事
③ふるえ
④不感蒸泄
⑤精神性発汗

  1. 運 動
    運動すると骨格筋による熱産生が増えて体温が上がる。
  2. 食 事
    食事をすると肝臓や消化管による熱産生量が増えて体温が上がる。
  3. ふるえ
    寒いときのふるえは、骨格筋の不随意の動きによる熱産生の増加である。
  4. 不感蒸泄
    不感蒸泄とは汗腺からの発汗とは異なり、皮膚表面にしみ出した水分と呼気に含まれ体外に出た水分の蒸発をいう。発汗ではない皮膚からの水分蒸発は体温に関係ないが、呼吸に伴う蒸発は熱放散となりうる。
  5. 精神性発汗
    精神的興奮によって手掌・腋窩・足底などに起こる精神性発汗は、体温や外気温の変化とは関係なく起こる。体温に影響はしない。

体温が一定であるのは、生体内での熱の産生と生体周囲への熱の放散が平衡していることによる。安静時の基礎熱産生は脳や内臓で行われ、日常身体を動かしているときは骨格筋の熱産生が増加する。体熱は、赤外線の形で体表から放散されたり、水分の蒸発として体表から放散されたりする。

状態とそれによって分泌が促進されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。(第99回)

①血糖値上昇 ― 成長ホルモン
②血清カルシウム値低下 ― カルシトニン
③ヨード摂取過剰 ― 甲状腺ホルモン
④ナトリウム摂取不足 ― アルドステロン

  1. 血糖値上昇 ― 成長ホルモン
    成長ホルモンは血糖値を上昇させるはたらきをもつが、血糖値が上昇したことによって分泌が促進されることはない。
  2. 血清カルシウム値低下 ― カルシトニン
    血清カルシウム値が低下すると副甲状腺ホルモン(上皮小体ホルモン、パラソルモン)の分泌が促進される。カルシトニンは逆に血清カルシウム値が上昇すると、分泌が増大する。
  3. ヨード摂取過剰 ― 甲状腺ホルモン
    甲状腺ホルモンは外から取り込んだヨードを用いてつくられる。しかし、ヨード摂取量は甲状腺ホルモン分泌の促進には関与していない。
  4. ナトリウム摂取不足 ― アルドステロン
    ナトリウムが摂取不足となると、腎臓集合管での再吸収量を増大するために、ナトリウムの再吸収を促進させる副腎皮質ホルモンであるアルドステロンの分泌が促進される。

アルドステロンのように同一器官にはたらき、異なった物質に対し異なったはたらきをするホルモンもある。

血圧を上昇させるのはどれか。2つ選べ。(第110回)

①セロトニン
②ヒスタミン
③バソプレシン
④ブラジキニン
⑤心房性ナトリウムペプチド

  1. セロトニン
    セロトニンには血管の収縮作用があり、血圧を上昇させる。
  2. ヒスタミン
    ヒスタミンは血管を拡張させるため血圧を低下させる。
  3. バソプレシン
    バソプレシンは血管平滑筋に作用して血管の収縮を引き起こし、血圧を上昇させる。
  4. ブラジキニン
    ブラジキニンは血管拡張作用があり血圧を低下させる。
  5. 心房性ナトリウムペプチド
    心房性ナトリウムペプチドは血管拡張作用を示し、血圧を低下させる。

血圧の調節は、ホルモンなどの液性因子で血管の収縮状態が調節されることによっても行われる。

Cheyne-stokes<チェーンーストークス>呼吸の呼吸パターンはどれか。(第101回)


  1. 一定時間の無呼吸の後、徐々に速く深い呼吸が起こり、徐々に呼吸が弱まり無呼吸になる呼吸である。この呼吸はチェーン-ストークス呼吸である。

  2. 深さや速さが一定しない呼吸と無呼吸を不規則な周期で繰り返す呼吸である。この呼吸はビオー呼吸である。

  3. 深い呼吸を規則的に繰り返す呼吸である。この呼吸はクスマウル(大)呼吸である。

  4. 無呼吸と不規則な呼吸を繰り返している。特に名称のある呼吸の形ではないが、チェーン-ストークス呼吸ではない。

チェーン-ストークス呼吸は、一定時間の無呼吸の後、徐々に速く深い呼吸が起こり、徐々に呼吸が弱まり無呼吸になる呼吸である。

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