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第74回

労働安全衛生法に規定されているのはどれか。(第97回)

①休憩時間
②健康診断
③生理休暇
④15歳未満者の労働

  1. 休憩時間
    労働基準法第34条で、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならないとしている。
  2. 健康診断
    労働安全衛生法第66条で、事業者は労働者に対し医師による健康診断を行わなければならないとしている。
  3. 生理休暇
    労働基準法第68条で、使用者は生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、生理日に就業させてはならないとしている。
  4. 15歳未満者の労働
    労働基準法第56条で、使用者は15歳未満の児童を使用してはならないとしている。

労働基準法と労働安全衛生法で規定されているものは頻出である。

過重労働による健康障害を防止するための総合対策で事業者が努めるのはどれか。(第95回改変)

①週に24時間は休暇を取る。
②時間外労働を月45時間以下にする。
③平均睡眠時間を7時間維持する。
④通勤時間を片道2時間以内にする。

  1. 週に24時間は休暇を取る。
    週に24時間は休暇を取るといった内容はない。総合対策では、時間外・休日労働時間の削減、労働者の健康管理の徹底等を推進している。
  2. 時間外労働を月45時間以下にする。
    事業者は実際の時間外労働を1月あたり45時間以下とするよう努めるとしている。
  3. 平均睡眠時間を7時間維持する。
    平均睡眠時間を7時間維持するといった個人の生活に関する具体的な内容はない。ただし、過重労働による健康障害防止のために健康診断や保健指導等の実施状況について確認するなど必要な指導が含まれている。
  4. 通勤時間を片道2時間以内にする。
    通勤時間を片道2時間以内にするといった個人の生活に関する具体的な内容はない。

めずらしいタイプの問題である。「知識がないからまったくわからない」と思考停止せず、正誤の理由付けをしていくことが大切である。「過重労働による健康障害防止のための総合対策」は平成18年(2006年)に発され、「働き方改革」に関連して令和2年(2020年)に改正されている。

魚油に多く含まれる脂肪酸はどれか。(第101回)

①カプリル酸
②オレイン酸
③ミリスチン酸
④ドコサヘキサエン酸

  1. カプリル酸
    カプリル酸は脂肪酸の1つでココナッツやバター、母乳などに多く含まれる。
  2. オレイン酸
    オレイン酸は脂肪酸の1つで、植物油とくにオリーブ油に多く含まれる。
  3. ミリスチン酸
    ミリスチン酸は脂肪酸の1つで、ヤシ油やパーム油などに多く含まれる。
  4. ドコサヘキサエン酸
    ドコサヘキサエン酸(DHA)は脂肪酸の1つで、青魚の魚油に多く含まれる。体内で合成できないので、食物から摂取する必要がある必須脂肪酸である。

魚油は魚から採取される脂肪油で不飽和脂肪酸が多く含まれる。

50歳の男性。事務職。飲酒は缶ビールを350mL/日。特定健康診査でLDLコレステロール156mg/dL、HDLコレステロール35mg/dL、中性脂肪200mg/dL。他の検査項目に異常はない。食事指導で適切なのはどれか。(第99回)

①飲酒の禁止
②食物繊維摂取の推奨
③動物性脂肪摂取の推奨
④植物性蛋白質摂取の制限

  1. 飲酒の禁止
    アルコールの1日当たりの摂取目安量は500mLで適量で、飲酒を禁止する必要はない。
  2. 食物繊維摂取の推奨
    食物繊維の摂取は脂肪吸収を抑制するため、食物繊維摂取の推奨は適切な食事指導である。
  3. 動物性脂肪摂取の推奨
    男性はLDLコレステロールが高値であるので、高コレステロール食品や動物性脂肪の摂りすぎに注意する必要がある。
  4. 植物性蛋白質摂取の制限
    総蛋白質検査では異常はないとのことなので、植物性蛋白質摂取の制限は必要ない。

食事摂取と血液検査のデータは関連していることが多いため、検査結果を参考に食事指導を行う。LDLコレステロールは65~139mg/dL、HDLコレステロールは40~65mg/dL、トリグリセリド(中性脂肪)は30~149mg/dLが基準値である。

経鼻経管栄養法の実施方法とその目的の組合せで正しいのはどれか。(第103回)

①注入前に胃内容物を吸引する ― 消化の促進
②注入中はFowler〈ファウラー〉位にする ― 逆流の防止
③注入終了後に微温湯を流す ― 誤嚥の予防
④注入終了後はチューブを閉鎖する ― 嘔吐の予防

  1. 注入前に胃内容物を吸引する ― 消化の促進
    注入前の胃内容物の吸引は、消化の促進ではなくチューブが確実に胃の中にあることを確認するために行う。
  2. 注入中はFowler〈ファウラー〉位にする ― 逆流の防止
    注入中は胃内容物の逆流や逆流による誤嚥を防ぐためにファウラー位とする。
  3. 注入終了後に微温湯を流す ― 誤嚥の予防
    注入終了時、管内には栄養剤が残っており、このままにすると腐敗や固着、閉塞の原因となる。そのため、微温湯を管内に流し入れ、管内に栄養剤が残らないようにする。
  4. 注入終了後はチューブを閉鎖する ― 嘔吐の予防
    注入終了後、チューブを開放したままにすると胃内容物が逆流してしまう。胃内容物の逆流予防のために、注入終了後はチューブを閉鎖する。

経鼻経管栄養法の手技と根拠のつながりに注目して解答しよう。

嚥下障害を評価する改訂水飲みテストで正しいのはどれか。(第108回)

①嚥下後10秒間で評価する。
②嚥下動作の準備期を評価する。
③嚥下後の呼吸状態を評価する。
④80mLの水の嚥下状況を評価する。

  1. 嚥下後10秒間で評価する。
    改訂水飲みテストでは嚥下後30秒間観察する。
  2. 嚥下動作の準備期を評価する。
    改訂水飲みテストで評価するのは、口腔内で咀嚼する準備期ではなく、嚥下障害の有無(主に口腔期~食道期)である。
  3. 嚥下後の呼吸状態を評価する。
    改訂水飲みテストでは嚥下やむせ、咳嗽の有無、呼吸の変化を観察し評価する。
  4. 80mLの水の嚥下状況を評価する。
    改訂水飲みテストでは3mLの水を飲んでもらう。

嚥下障害が考えられる場合は改訂水飲みテストなどの嚥下検査を行い、嚥下障害の有無を評価する。

排尿回数が減少するのはどれか。(第101回)

①フロセミドの内服
②寒冷な環境
③熱中症
④膀胱炎

  1. フロセミドの内服
    フロセミドは利尿薬で、内服すると排尿回数や排尿量は多くなる。
  2. 寒冷な環境
    寒冷な環境では、寒冷刺激によって排尿回数は多くなる傾向がある。
  3. 熱中症
    熱中症では体内の水分が喪失するため、排尿回数は減少すると考えられる。
  4. 膀胱炎
    膀胱炎では炎症により膀胱の知覚神経が刺激されることで頻尿となる。

排尿回数は疾患だけでなく、環境や薬剤の影響によっても変化する。

食事摂取基準に耐容上限量が示されているビタミンはどれか。2つ選べ。(第105回)

①ビタミンA
②ビタミンB1
③ビタミンB2
④ビタミンC
⑤ビタミンD

  1. ビタミンA
    ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種で、過剰摂取すると頭蓋内圧亢進による頭痛や肝障害などが生じるため、耐容上限量が示されている。
  2. ビタミンB1
    ビタミンB1は水溶性ビタミンの一種で、グルコースの代謝に関与している。欠乏症として、脚気やウェルニッケ・コルサコフ症候群がある。耐容上限量は示されていない。
  3. ビタミンB2
    ビタミンB2は水溶性ビタミンの一種で、エネルギー代謝や物質代謝に関与している。欠乏すると、口内炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎などが起こる。耐容上限量は示されていない。
  4. ビタミンC
    ビタミンCは水溶性ビタミンの一種で、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須である。欠乏すると、出血傾向や壊血病となる。耐容上限量は示されていない。
  5. ビタミンD
    ビタミンDは脂溶性ビタミンの一種で、過剰摂取すると高カルシウム血症や腎障害などが生じるため、耐容上限量が示されている。

ビタミンは脂溶性と水溶性に分けられ、さまざまな役割がある。欠乏症だけでなく過剰摂取で何らかの障害が生じる場合もある。

身体の計測値とその評価目的の組合せで正しいのはどれか。(第99回)

①身 長 ― 脳の発育
②体 重 ― 栄養状態
③腹 囲 ― 内臓の発達
④座 高 ― 筋肉の機能

  1. 身 長 ― 脳の発育
    身長の測定は発育状況を把握する目的などで実施される。脳の発育を評価するためには用いられない。
  2. 体 重 ― 栄養状態
    体重の測定は栄養状態を評価する目的で実施される。
  3. 腹 囲 ― 内臓の発達
    腹囲の測定は内臓の発達を評価するためではなく、内臓脂肪量を評価する目的で実施される。
  4. 座 高 ― 筋肉の機能
    座高の測定は上半身の発達を評価する目的で実施されていたが、現在は測定される機会は少ない。

身体計測は身体の形態や機能を測定し、健康管理や治療効果の判定などを目的として実施される。

肝障害の指標となる血液生化学検査の項目はどれか。(第107回)

①CRP
②尿素窒素
③アミラーゼ
④ALT〈GPT〉

  1. CRP
    CRP(C反応性蛋白)は炎症があるかどうかをみる検査値である。肝障害の指標とはならない。
  2. 尿素窒素
    血液中の尿素窒素のほとんどが尿中に排泄されるため、腎機能が低下すると血液中の尿素窒素が上昇する。肝機能障害や低蛋白食によって体内の蛋白質が不足すると尿素窒素自体の産生が減少して値が下がることがあるが、肝機能を反映するわけではない。
  3. アミラーゼ
    アミラーゼは膵液および唾液中に多く含まれる。血清アミラーゼ値の上昇は膵臓や唾液腺の異常(膵炎や膵臓癌など)、腎機能障害などで腎臓から排泄できないなどを意味する。
  4. ALT〈GPT〉
    AST(GOT)とALT(GPT)はトランスアミナーゼであり、肝細胞の壊死によって血液中に出てくる。肝機能の指標である。

各検査の意義を整理しておこう。

院中の患者における中心静脈栄養法〈IVH〉の管理で適切なのはどれか。(第102回)

①刺入部は毎日消毒する。
②定期的に血糖値を確認する。
③カテーテルの刺入部は見えないように覆う。
④輸液セットはカテーテルを抜去するまで交換しない。

  1. 刺入部は毎日消毒する。
    中心静脈カテーテルの刺入部は通常透明ドレッシング材で被覆する。刺入部の汚染やドレッシング材がはがれていなければ消毒は週に1回でよい。
  2. 定期的に血糖値を確認する。
    中心静脈栄養法で用いられる高カロリー輸液には多量の糖が含まれている。これを24時間かけて体内に導入するため、高血糖状態になりやすい。そのため、定期的に血糖値を確認する必要がある。
  3. カテーテルの刺入部は見えないように覆う。
    中心静脈カテーテルは末梢静脈留置針よりも太いため、出血などのトラブルが生じやすい。そのため、刺入部は観察しやすいように透明ドレッシング材で覆う。
  4. 輸液セットはカテーテルを抜去するまで交換しない。
    24時間持続点滴で中心静脈栄養法を実施している場合、輸液セットは96時間から7日以内に交換することがCDC(アメリカ疾病予防管理センター)により推奨されている。

この問題は中心静脈栄養法(IVH)だけでなく、IVHを実施するために必要な中心静脈カテーテルの知識の両方が問われている。

世界保健機関〈WHO〉が定義する健康について正しいのはどれか。(第107回)

①単に病気や虚弱のない状態である。
②国家に頼らず個人の努力で獲得するものである。
③肉体的、精神的及び社会的に満たされた状態である。
④経済的もしくは社会的な条件で差別が生じるものである。

  1. 単に病気や虚弱のない状態である。
    身体的な状態だけでなく、精神的にも、社会的にも完全に安寧な状態と定義されている。単に病気や虚弱がない状態のことではない。
  2. 国家に頼らず個人の努力で獲得するものである。
    個人の努力だけではなく「個人と国家の完全な協力に依存する」と定義されている。
  3. 肉体的、精神的及び社会的に満たされた状態である。
    身体的にも、精神的にも、社会的にも完全に安寧な状態である、という記載に合致する。
  4. 経済的もしくは社会的な条件で差別が生じるものである。
    経済的・社会的条件の差別なしに万人が有する基本的権利の1つとして定義されている。

1948年4月7日より効力が発生したWHO憲章において、「健康とは、身体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態であり、単に病気や虚弱でないことにとどまらない。到達しうる最高レベルの健康を享受することは、人種、宗教、政治的信念、社会・経済的条件のいかんにかかわらず、すべての人類の基本的権利の1つである」と定義された。

日本の令和元年(2019年)の死亡数はどれか。(第106回改変)

①約38万人

②約72万人
③約138万人
④約172万人

  1. 約38万人
    約38万人ではない。
  2. 約72万人
    約72万人ではない。
  3. 約138万人
    約138万人である。
  4. 約172万人
    約172万人ではない。

令和元年(2019年)の死亡数は138万1,093人であった。

令和元年(2019年)における日本の高齢化率はどれか。(第101回改変)

①8.4%
②18.4%
③28.4%
④38.4%

  1. 8.4%
    8.4%に近い統計として昭和50年(1975年)が8.6%であった。
  2. 18.4%
    18.4%に近い統計としては平成15年(2003年)が19.0%であった。
  3. 28.4%
    令和元年(2019年)における日本の高齢化率は28.4%であった。
  4. 38.4%
    過去に38.4%になったことはなく、令和47年(2065年)に38.4%程度になると推計されている。

高齢化率は老年人口が総人口に占める割合である。つまり老年人口割合を問うているのと同じである。令和元年(2019年)における日本の高齢化率は28.4%であった。

ストレス下で分泌されるホルモンはどれか。(第99回)

①カルシトニン
②アドレナリン
③バソプレシン
④エリスロポエチン

  1. カルシトニン
    カルシトニンは甲状腺の傍濾胞細胞から分泌される。高カルシウム血症によって分泌が亢進する。ストレス下で分泌は亢進しない。
  2. アドレナリン
    ストレスによって交感神経が活性化されると副腎髄質からアドレナリンやノルアドレナリンが分泌される。
  3. バソプレシン
    バソプレシンは循環血液量の減少や血漿浸透圧の上昇が刺激となって分泌される。なお、医学書によってはバソプレシンがストレスの影響を受けて分泌されるホルモンに分類されている。
  4. エリスロポエチン
    エリスロポエチンは腎臓から分泌されるが、分泌刺激は貧血や低酸素環境など酸素の減少である。

ストレスによって分泌が亢進するホルモンといえば、副腎皮質・副腎髄質からのホルモンがまず想起できなければならない。

セリエ,H.が提唱した理論はどれか。(第108回)

①危機モデル
②ケアリング
③セルフケア
④ストレス反応

  1. 危機モデル
    危機モデルについて論じた理論家の代表はフィンクで、危機的状態に対するコーピングのプロセスを4段階に分けた。衝撃-防御的退行-承認-適応である。
  2. ケアリング
    ケアリングとは哲学者メイヤロフが1971年に著書「ケアの本質」で提唱した概念で、1990年以降にワトソン・レイニンガー・ベナーの3人によるそれぞれの理論がわが国に普及した。ケアリングの定義は理論家により異なるが、メイヤロフは「相手をケアすること、相手の成長を援助することによって、自分もまた自己実現する結果になる」とした。
  3. セルフケア
    セルフケアについて論じた理論家の代表はオレムで、セルフケア理論・セルフケア不足理論を展開した。
  4. ストレス反応
    ストレスを受けた身体の反応を抵抗力と副腎皮質重量で示し、①警告反応期(ショック相・抗ショック相)→②抵抗期→③疲憊期(疲弊期)の3期に区分し、ストレッサーにさらされ続けるうちに抵抗力を失っていくことを説明した。

セリエはストレス反応に関する汎適応症候群という概念を提唱した。

運動習慣が身体機能にもたらす効果はどれか。(第109回)

①肺活量の減少
②耐糖能の低下
③免疫力の向上
④中性脂肪の増加

  1. 肺活量の減少
    運動習慣によって、呼吸機能が向上し、肺活量は増加する。
  2. 耐糖能の低下
    運動習慣によって、耐糖能は上昇するので、糖尿病では運動療法が勧められる。
  3. 免疫力の向上
    運動習慣によって、免疫力は向上する。
  4. 中性脂肪の増加
    運動習慣によって、中性脂肪は減少するので、生活習慣病の予防につながる。

運動がもたらす効果を考えれば自然と解ける問題である。

シックハウス症候群の原因と考えられているのはどれか。(第101回)

①電磁波
②アスベスト
③窒素酸化物
④ホルムアルデヒド

  1. 電磁波
    電磁波は含まれない。
  2. アスベスト
    石綿を使った工場や建設資材などからのアスベストを吸引することによる健康被害は中皮腫である。
  3. 窒素酸化物
    窒素酸化物は化石燃料の燃焼によって生じる二酸化窒素などをいう。大気汚染の原因となり呼吸器に影響を及ぼすが、シックハウス症候群の原因には含まれない。
  4. ホルムアルデヒド
    ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の1つである。

シックハウスの原因となる物質については、厚生労働省が13の物質について「室内濃度指針値」を設定している。シックハウス症候群とは、化学物質による室内空気汚染による健康被害をいう。ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレンなどである。

医療で用いる放射線量の単位はどれか。(第101回)

①Gy
②IU
③mEq
④μg

  1. Gy
    放射線量を表す単位はいくつかあり、1kgに1J(ジュール)のエネルギーを与えた放射線の量が1Gy(グレイ)である。その他に、Bq(ベクレル)が放射線を放出する性質や能力を、Sv(シーベルト)が人体が放射線を浴びることにより与えられるエネルギーの量を表す。
  2. IU
    IUは国際単位(International Unit)のことで、測定された生物活性や効果に基づいた物質(ビタミンなど)量の測定単位である。
  3. mEq
    mEqはミリイクイバレントといい、電解質の濃度を表す単位で、 物質量(mmol)×イオンの価数で計算する。
  4. μg
    μgはマイクログラムといい、重量を表す単位である。1gの100万分の1である。

必修問題で基本的な単位についての問題がときどき出題される。対策が立てにくいが、わからない単位が出てきたときは意味と読み方をメモしておくとよい。

じん肺に関係する物質はどれか。(第109回)

①フロン
②アスベスト
③ダイオキシン類
④ホルムアルデヒド

  1. フロン
    フロンは、温室効果ガスであり、地球温暖化の原因となる。オゾン層を破壊するため、紫外線による皮膚癌などに関与する。
  2. アスベスト
    アスベストがじん肺に関与している。
  3. ダイオキシン類
    ダイオキシン類は、体内のホルモン作用を乱し悪影響を及ぼす環境ホルモンである。発癌性、催奇形性がある。
  4. ホルムアルデヒド
    ホルムアルデヒドは、揮発性有機化合物で、シックハウス症候群などに関与している。

じん肺や中皮腫、肺癌に関連する物質に、アスベスト(石綿)がある。

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