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第9回

左心室から全身に血液を送り出す血管はどれか。(第103回)

①冠状動脈
②下大静脈
③肺動脈
④肺静脈
⑤大動脈

左心室から全身に血液を送り出す血管は大動脈である。なお、全身に血液を送り出す循環、すなわち体循環(大循環)のルートは下記の通りである。
左心室 → 大動脈 → 全身 → 大静脈 → 右心房

成人に経鼻胃管を挿入するときの最も適切な体位はどれか。(第94回)

①仰臥位
②半坐位
③側臥位
④シムス位

成人に経鼻胃管を挿入するときは、誤挿入を防ぐため坐位または半坐位とする。

スタンダードプリコーションで予防するのはどれか。(第96回)

①誤薬
②患者誤認
③院内感染
④転倒・転落

スタンダードプリコーションとは、院内感染を予防する対策である。

スタンダードプリコーションの対象はどれか。(第94回)

①頭髪
②汗
③傷のない皮膚
④膜

スタンダードプリコーションとは、院内感染を予防する対策である。疾患に関わらず、全ての患者の汗を除く体液、血液、分泌物、排泄物、粘膜、傷のある皮膚を感染物質として取り扱う。

無菌操作を必要とするのはどれか。(第102回)

①鼻腔吸引
②気管内吸引
③口腔内吸引
④胃内容物の吸引

無菌操作は滅菌した物品を微生物がいない状態に保ちながら行う技術のこと。手術、穿刺、尿道カテーテル、創傷処置、気管内吸引などで行う。

運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。(第100回)

①体脂肪率の増加
②最大換気量の減少
③基礎代謝量の増加
④1回心拍出量の減少

  1. 運動により体脂肪は燃焼して減少する。
  2. 運動効果によって心肺機能が増大するので、最大換気量の増加が期待できる。
  3. 運動による効果により、筋肉量が増加して基礎代謝の増加が期待できる。
  4. 2と同じ理由で、1回心拍出量の増大が期待できる。

保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。(第100回)

①応招義務
②守秘義務
③処方箋交付の義務
④セカンドオピニオン提供の義務

  1. 応招義務は、医師法第19条に「医師が診察や治療を求められた際は、正当な理由なく拒否をしてはならない」と規定されている。
  2. 守秘義務は、保健師助産師看護師法第42条の2に「正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない」と規定されている。
  3. 処方箋交付の義務は、医師法第21条に「医師は、治療上薬剤を調製して投与する必要があると認めた場合には、患者または看護に当たっているものに対して処方せんを交付しなければならない」と規定されている。
  4. セカンド・オピニオンは、法律に規定されていない。

Down〈ダウン〉症候群を生じるのはどれか。(第102回)

①13トリソミー
②18トリソミー
③21トリソミー
④性染色体異常

  1. 13トリソミーはパトー症候群。口唇裂、口蓋裂、無眼球等の奇形と重度の知的障害を伴う。
  2. 18トリソミーはエドワーズ症候群。口唇裂、口蓋裂、握ったままの手、重度の知的障害と先天性心疾患を伴う。
  3. 21トリソミーはダウン症候群。知的障害、先天性心疾患、低身長、吊り上がった小さい目を特徴とする。
  4. 性染色体異常にはターナー症候群、クラインフェルター症候群などがある。

酸素吸入中に使用を禁止するのはどれか。(第103回)

①携帯電話
②ライター
③電動歯ブラシ
④磁気ネックレス

酸素吸入は、低酸素血症に対して心肺機能を維持するために実施する。酸素の供給は中央配管、もしくは酸素ボンベを用いて行われるが、酸素は高い助燃性(物質が燃焼するのを助ける性質)を有するため、酸素吸入中は火気の使用は禁止される。したがって、ライターの使用は厳禁である。

発作性の胸内苦悶を伴う胸痛で、最も疑うべきものはどれか。(第100回)

①心筋炎
②狭心症
③肋間神経痛
④逆流性食道炎

血管攣縮やアテローム硬化によって冠状動脈が収縮すると、心筋が虚血状態となり胸痛をきたす。これが狭心症である。

要介護状態の区分の審査判定業務を行うのはどれか。(第104回)

①介護認定審査会
②介護保険審査会
③社会福祉協議会
④社会保障審議会

介護認定の区分審査は、市町村が設置する介護認定審査会によっておこなわれる。(介護保険法第14条参考)

生後6か月児で発達の遅れを疑うのはどれか。 (第100回)

①親指と人さし指を使って、物をつまむことができない。
②意味のある言葉を話すことができない。
③つかまり立ちができない。
④首がすわらない。

  1. 親指と人さし指を使って物をつまむことができるのは1歳頃である。
  2. パパ、ママなど意味のある言葉を言うようになるのは1歳を過ぎてからである。
  3. つかまり立ちをするのは10か月頃である。
  4. 4か月で90%の児は首がすわる。6か月の児で首がすわっていなければ、運動発達の遅れを疑う。

交感神経の緊張状態はどれか。(第95回)

①瞳孔の収縮
②気管支の収縮
③心拍数の減少
④末梢血管の収縮

  1. 瞳孔の収縮は副交感神経(動眼神経)の刺激によって起こる。
  2. 気管支の収縮は副交感神経の刺激によって起こる。
  3. 心拍数の減少は副交感神経の刺激によって起こる。
  4. 末梢血管の収縮は交感神経の刺激によって起こる。

治療・ケアが疾患別に時系列で示されているのはどれか。(第101回)

①熱型表
②クリニカルパス
③問題志向型叙述記録
④フォーカスチャーティング

  1. 体温、脈拍、呼吸、血圧などが記入された表である。
  2. 一定の疾患を持つ患者に対し、入院指導から退院指導等をスケジュール化したものである。
  3. SOAPに基づいて看護記録を書き、これを基に看護計画を立てて実践するもの。
  4. 患者に起こった事実に焦点をあてた看護記録である。

膀胱留置カテーテルの固定用バルーンに入れるのはどれか。 (第96回)

①水道水
②エタノール
③滅菌蒸留水
④滅菌グリセリン

膀胱留置カテーテルの固定用バルーン内には、滅菌蒸留水を使用する。固定液は、万が一体内に漏れても組織に損傷がない、体液の組成に似た性質の液体である必要がある。また、膀胱内は無菌状態なのでバルーンカテーテルを留置する固定液は滅菌されたものが必要になる。

老年期の身体機能変化で正しいのはどれか。(第98回)

①視野は拡大する。
②唾液量は増加する。
③皮膚感覚は低下する。
④聴力は低音域から低下する。

  1. 加齢による眼瞼下垂や、視細胞の減少などに伴って視野は狭くなる。
  2. 加齢によって体液量が低下するため、唾液の分泌量も低下する。
  3. 加齢による皮脂の減少や体温調節能力の低下などによって、皮膚感覚が低下する。
  4. 加齢によって高音域が聞き取りにくくなる感音性難聴となる。

斜線部が左肺の下葉を示すのはどれか。(第99回)

左肺は上葉と下葉に分かれている。下葉は、前面から見ると下部に小さく見えるだけなのに対して、後面から見ると半分ぐらいまでを占めている。

フィンクの危機モデルの第1段階はどれか。 (第101回)

①承認
②適応
③衝撃
④防衛的退行

危機的状況(急性期疾患など)に直面したときにたどる適応の過程を4段階にモデル化したもの。
①衝撃、②防御的退行、③承認、④適応
に区分される

胃潰瘍の患者にみられる少量の吐血の特徴はどれか。(第97回)

①泡沫状
②アルカリ性
③アンモニア臭
④コーヒー残渣様

  1. 沫状の喀血は肺水腫などの呼吸器疾患でみられる。
  2. 胃潰瘍では胃酸が混入して、酸性の吐血となる。
  3. 吐物からのアンモニア臭は重度のイレウスなどで観察される。
  4. 胃潰瘍の患者にみられる吐血では、血液が胃酸によって黒い塊に見えるのでコーヒー残渣様と呼ばれる。

徒手筋力テストの判定基準は[ ]段階である。[ ]に入るのはどれか。(第103回)

①2
②3
③4
④5
⑤6

徒手とは「手に何も持たない」「器具を使わない」といった意味である。したがって、徒手筋力テストとは、手に何も持たずに簡単に筋力を把握するためのテスト(検査法)である。筋力の評価は0から5までの全6段階で行う。

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