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国家試験対策問題
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第110回 国家試験対策過去問題

国家試験

口腔ケアの効果として正しいのはどれか。(第102回)

①プラークの形成
②唾液分泌の促進
③口腔内のpHの酸性化
④バイオフィルムの形成

  1. プラークの形成
    プラークは歯垢のことで、歯の表面に付着している細菌のかたまりである。口腔ケアで歯垢を除去することができる。
  2. 唾液分泌の促進
    歯ブラシなどで口腔内を刺激すると、唾液の分泌が促進される。
  3. 口腔内のpHの酸性化
    通常口腔内は中性だが、酸性になるとう歯(虫歯)ができやすくなる。口腔ケアによって酸性になった口腔内を中性に整え、う歯を予防することができる。
  4. バイオフィルムの形成
    バイオフィルムは歯垢に含まれる細菌が形成するネバネバした防御壁である。歯ブラシで磨くことでこすり落とすことができる。

口腔ケアの目的は口の中を清潔にする以外にもさまざまなものがある。

洗髪を行うときに、患者のエネルギー消費が最も少ない体位はどれか。(第106回)

①仰臥位
②端座位
③起座位
④Fowler〈ファウラー〉位 

  1. 仰臥位
    仰臥位は、端座位、起座位、ファウラー位と比較して一番エネルギー消費が少ない。
  2. 端座位
    端座位は仰臥位よりもエネルギー消費は大きいため、誤りである。
  3. 起座位
    起座位は仰臥位よりもエネルギー消費は大きいため、誤りである。
  4. Fowler〈ファウラー〉位
    ファウラー位は仰臥位よりもエネルギー消費は大きいため、誤りである。

患者のエネルギー消費は、仰臥位が一番低く、立位に近くなるにつれて高くなる。

気管挿管による人工呼吸器装着中の状態と対処との組合せで適切なのはどれか。(第95回)

①気道内圧の上昇 ― 喀痰を吸引する。
②胸郭の左右差のある動き ― 挿管チューブを奥に挿入する。
③喘鳴の聴取 ― 蛇管の水滴を除去する。
④呼吸音の減弱 ― 加湿器に蒸留水を追加する。

  1. 気道内圧の上昇 ― 喀痰を吸引する。
    気道内分泌物で気道が狭窄して気道内圧が上昇していることが考えられるため、喀痰吸引は適切な対処である。
  2. 胸郭の左右差のある動き ― 挿管チューブを奥に挿入する。
    胸郭の動きに左右差がある場合、挿管チューブが片肺にのみに挿入される片肺挿管が生じていると考えられる。この場合、挿管チューブを少し抜くことで改善する場合がある。挿管チューブを奥に挿入するのは適切な対処ではない。
  3. 喘鳴の聴取 ― 蛇管の水滴を除去する。
    喘鳴が聴取される場合、気道内分泌物で気道が狭窄していることが考えられるため、喀痰吸引を考慮する。蛇管の水滴を除去するのは適切な対処ではない。
  4. 呼吸音の減弱 ― 加湿器に蒸留水を追加する。
    呼吸音の減弱がある場合は、1回換気量の低下などが考えられる。他の身体所見を情報収集する必要がある。加湿器に蒸留水を追加するのは適切な対処ではない。

人工呼吸器装着中は患者は鎮静をしていることが多く症状を訴えることができない。正確な観察を行って適切な対処をすることが求められる。

温罨法の作用で正しいのはどれか。(第97回)

①平滑筋が緊張する。
②局所の血管が収縮する。
③知覚神経の興奮を鎮静する。
④細胞の新陳代謝を抑制する。

  1. 平滑筋が緊張する。
    温罨法を行うと温熱効果によって筋は弛緩する。
  2. 局所の血管が収縮する。
    温罨法を行うと温熱効果によって血管は拡張する。
  3. 知覚神経の興奮を鎮静する。
    温罨法を行うと温熱効果によって知覚神経の緊張や興奮が抑えられる。
  4. 細胞の新陳代謝を抑制する。
    温罨法を行うと温熱効果により細胞の代謝が上がり、新陳代謝は活発になる。

温罨法では温熱効果によってさまざまな作用が生じる。

気管内チューブのカフに注入するのはどれか。(第101回)

①空 気
②生理食塩液
③滅菌精製水
④5%ブドウ糖液 

  1. 空 気
    空気を注入する。
  2. 生理食塩液
    生理食塩液ではない。
  3. 滅菌精製水
    滅菌精製水ではない。
  4. 5%ブドウ糖液
    5%ブドウ糖液ではない。

気管内チューブのカフは、口腔内の唾液や分泌物などが気管内に流れ込むのを防ぐ役割がある。カフには空気を注入する。

ブレーデンスケールで評価するのはどれか。(第97回)

①褥瘡の深さ
②褥瘡の広がり
③褥瘡の好発部位
④褥瘡発生の危険性

  1. 褥瘡の深さ
    ブレーデンスケールは褥瘡の深さは評価しない。
  2. 褥瘡の広がり
    ブレーデンスケールは褥瘡の広がりは評価しない。
  3. 褥瘡の好発部位
    ブレーデンスケールは褥瘡の好発部位は評価しない。
  4. 褥瘡発生の危険性
    ブレーデンスケールは、知覚の認知、湿潤、活動性、可動性、栄養状態、摩擦とずれの6項目について観察し、褥瘡発生の危険性を評価する。

ブレーデンスケールは褥瘡発生予測のためのスケールで、観察項目として6項目を点数化している。点数が小さいほど褥瘡発生の危険が大きい。

坐薬について適切なのはどれか。(第103回追試)

①油脂性の坐薬は室温で保存する。
②人工肛門への使用は無効である。
③有効成分は直腸粘膜から直接吸収される。
④成人では肛門から1cmのところまで挿入する。

  1. 油脂性の坐薬は室温で保存する。
    坐薬は体温程度の温度で融解する性質があるため、常温ではなく冷所に保管する必要がある。
  2. 人工肛門への使用は無効である。
    人工肛門でも使用できるが、直腸内投与と異なり初回通過効果の影響が生じることに留意が必要である。
  3. 有効成分は直腸粘膜から直接吸収される。
    肛門から挿入された坐薬は直腸内で溶け、薬物は直腸粘膜から吸収される。
  4. 成人では肛門から1cmのところまで挿入する。
    坐薬は肛門から挿入し、坐薬の最大径部分が肛門括約筋よりも内側に入る(3~5cm)まで挿入することで、肛門から坐薬が出てきてしまうことを防ぐことができる。

坐薬は直腸内与薬で用いられる薬剤で、直腸内に挿入すると体温で溶けて成分が体内に放出される。

与薬方法で正しいのはどれか。(第104回)

①筋肉内注射は大殿筋に行う。
②点眼薬は下眼瞼結膜の中央に滴下する。
③バッカル錠は、かんでから飲み込むよう促す。
④口腔内に溜まった吸入薬は飲み込むよう促す。

  1. 筋肉内注射は大殿筋に行う。
    筋肉内注射は筋肉が厚く、太い血管や神経の走行が少ない三角筋、中殿筋が選択される。
  2. 点眼薬は下眼瞼結膜の中央に滴下する。
    点眼薬は容器先端が睫毛・眼瞼結膜に触れないようにしながら、下眼瞼の結膜中央に滴下する。
  3. バッカル錠は、かんでから飲み込むよう促す。
    バッカル錠はゆっくり溶解して徐々に吸収させるため、かまずに歯肉と頬の間に置く。
  4. 口腔内に溜まった吸入薬は飲み込むよう促す。
    吸入薬は呼吸器内に作用する薬剤で、口腔内や消化管に作用させないようにする。吸入後は、口腔内に付着してしまった薬剤を洗い流すため飲み込まずに含嗽を行う。

与薬の手順には必ず根拠が伴う。各選択肢が手順・根拠の両方にあてはまるかどうかを考えながら解答しよう。

赤血球濃厚液の輸血について正しいのはどれか。(第103回)

①専用の輸血セットを使用する。
②使用直前まで振盪(しんとう)させて使用する。
③使用直前に冷蔵庫から取り出して使用する。
④呼吸困難出現時は滴下数を減らして続行する。

  1. 専用の輸血セットを使用する。
    赤血球濃厚液は凝集塊が生じる可能性があるため、濾過筒のついた専用の輸液セットを使用する。
  2. 使用直前まで振盪(しんとう)させて使用する。
    赤血球濃厚液は使用直前まで振盪する必要はない。血小板製剤の場合は、pHを維持するために使用直前まで振盪する必要がある。
  3. 使用直前に冷蔵庫から取り出して使用する。
    保存する場合は冷蔵庫内に入れるが、冷蔵庫から出した後、患者に使用する前には患者に適合した輸血であるかどうかを必ず確認する。よって、使用直前に冷蔵庫から出すのは誤りである。
  4. 呼吸困難出現時は滴下数を減らして続行する。
    呼吸困難が現れた場合には直ちに輸血を中止し、酸素投与、呼吸管理などの適切な処置を行う。

輸血の手技は点滴とは大きく異なる。点滴とは異なる理由(輸血の特徴)を考えながら解答しよう。

成人の前腕に静脈留置針を穿刺するときの刺入角度で適切なのはどれか。(第110回)

①10~20度
②30~40度
③50~60度
④70~80度

  1. 10~20度
    10~20度が適切な刺入角度である。
  2. 30~40度
    30~40度ではない。
  3. 50~60度
    50~60度ではない。
  4. 70~80度
    70~80度ではない。

静脈留置針は皮膚に対して20度以内の角度で刺入する。これ以上の角度で刺入すると、穿刺が深くなり神経を損傷するおそれがある。

頸髄損傷が疑われる場合の気道確保の方法で最も適切なのはどれか。(第95回)

①頭部後屈と項部挙上
②手指による下顎挙上
③頭部後屈とオトガイ部挙上
④両手による下顎挙上

  1. 頭部後屈と項部挙上
    頭部後屈と項部挙上では頸部を動かすことになるため適切ではない。
  2. 手指による下顎挙上
    下顎挙上は頸部を動かすことなく気道確保ができるが、両手で実施する方法であるため、選択肢[2]ではなく選択肢[4]が適切である。
  3. 頭部後屈とオトガイ部挙上
    頭部後屈とオトガイ部挙上では頸部を動かすことになるため適切ではない。
  4. 両手による下顎挙上
    下顎挙上では、下顎角に両手の2~5指をかけ、下顎の歯列が上顎の前に出るように前方に持ち上げる。頸部を動かすことなく気道確保ができる。

頸髄損傷では、頸部を動かすとさらに症状を悪化させる原因となるため、頸部を動かすことは禁忌である。

経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>で正しいのはどれか。(第99回)

①末梢の循環状態に影響されない。
②動脈血酸素分圧と等しい値になる。
③皮膚組織の色が測定値に反映される。
④動脈血中の酸素不足を早期発見できる。

  1. 末梢の循環状態に影響されない。
    SpO2は、機器で脈拍が計測できないと正確な測定値を得られない。末梢の循環状態が不良の場合は、機器で脈拍が計測できずSpO2は不正確となる可能性がある。
  2. 動脈血酸素分圧と等しい値になる。
    SpO2(%)が90%のとき、PaO2(動脈血酸素分圧:torr)は60torrであり、値は等しくない。なお、SpO2はSaO2(動脈血酸素飽和度)とほぼ等しい値となる。
  3. 皮膚組織の色が測定値に反映される。
    機器が測定しているのは皮膚組織の色ではないので測定値に反映されない。
  4. 動脈血中の酸素不足を早期発見できる。
    SpO2は動脈血中の酸素量を簡易に測定でき、動脈血中の酸素不足を早期発見できる。

経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は、パルスオキシメータを用いて、非侵襲的に、簡便に血液中の酸素の量を測定できる。

外来診察における看護師の対応で適切なのはどれか。(第97回)

①診察室に患者が入室したら姓で確認する。
②身体診査時は脱衣介助後に診察室を退室する。
③患者が問題を医師に伝えられるよう援助する。
④診療時間中は1時間ごとを目安に手洗いをする。

  1. 診察室に患者が入室したら姓で確認する。
    姓のみで患者確認を行うと同姓の患者の区別ができないため患者誤認の原因となる。患者確認では、患者に姓名をフルネームで名乗ってもらう。
  2. 身体診査時は脱衣介助後に診察室を退室する。
    看護師は脱衣介助後も診察室に残り、医師の説明を患者が理解できているかどうかを観察したり、その他の診療の補助などを行う。退室してはいけない。
  3. 患者が問題を医師に伝えられるよう援助する。
    看護師は患者が医師に伝えにくいことがないかどうかを確認したり、医師の説明が理解できたかどうかを確認し、患者の意思決定を支援することが求められる。
  4. 診療時間中は1時間ごとを目安に手洗いをする。
    手洗いは1時間ごとではなく、標準予防策(スタンダードプリコーション)に則って行う。

外来看護では、患者が短い診療時間の中で事故なくプライバシーが保護された環境で治療を受けられるように支援することが求められる。

成人に対する一次救命処置〈BLS〉において、胸骨圧迫と人工呼吸との回数比で正しいのはどれか。(第107回)

①20対1
②20対2
③30対1
④30対2

  1. 20対1
    20対1ではない。
  2. 20対2
    20対2ではない。
  3. 30対1
    30対1ではない。
  4. 30対2
    30対2で繰り返す。

一次救命処置(BLS)は、心停止の患者に行う救急蘇生法の1つである。胸骨圧迫は1分間に100~120回の速さで、胸骨圧迫と人工呼吸は30対2で繰り返す

注射の準備で適切なのはどれか。(第95回)

①注射針の刃面は注射器の目盛り面と反対側にする。
②ガラスのアンプルはカット後にカット面を消毒する。
③バイアルはゴム栓を下にして薬液を吸う。
④針についた薬液はアルコール綿で拭き取る。

  1. 注射針の刃面は注射器の目盛り面と反対側にする。
    注射器の目盛りは看護師が注入量を確認できる向きとし、刃面は刺入しやすく痛みが少ない上向きとする。刃面と目盛りを反対にすると、これら2点が満たされず適切ではない。
  2. ガラスのアンプルはカット後にカット面を消毒する。
    アンプルのカット面を消毒するとアンプル内の薬剤が汚染する可能性がある。また、カット面の微細なガラス片が薬剤に混入するおそれがある。カット前にアンプルのくびれ部分を消毒しておく。
  3. バイアルはゴム栓を下にして薬液を吸う。
    バイアルを逆さまにしてゴム栓を下にして薬液を吸うことで、バイアル内の薬液を残らず吸い上げることができる。
  4. 針についた薬液はアルコール綿で拭き取る。
    針についた薬液をアルコール綿で拭き取ると、針が汚染する可能性がある。また、針刺し事故のリスクが高い。針についた薬液はシリンジに振動を与えて自然落下させるようにする。

注射の準備では、体内に入る針や薬液が汚染しないようにする。

1,500mLの輸液を朝9時からその日の17時にかけて点滴静脈内注射で実施する。20滴で1mLの輸液セットを用いた場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。(第109回)

1分間の滴下数は「(総輸液量×輸液セット1mLの滴下数)/(時間[時]×60[分])」で求める。
(1,500×20)/(8×60)=30,000/480=62.5であるので、小数点以下第1位を四捨五入して63となる。

真空採血管を用いる採血で正しいのはどれか。(第103回追試)

①ホルダーに真空採血管を装着してから刺入する。
②真空採血管はホルダーを固定したまま取り替える。
③ホルダーに真空採血管を装着した状態で抜針する。
④使用したホルダーは消毒して再使用する。

  1. ホルダーに真空採血管を装着してから刺入する。
    刺入前に真空採血管をホルダーに装着してしまうと採血管内の陰圧がなくなり、刺入後に静脈血を吸引できなくなってしまう。
  2. 真空採血管はホルダーを固定したまま取り替える。
    ホルダーには注射針が装着されているため、採血開始後はホルダーをしっかり固定したまま真空採血管の交換を行う。
  3. ホルダーに真空採血管を装着した状態で抜針する。
    ホルダーに真空採血管を装着したまま抜針すると、採血管内の血液が逆流してしまう恐れがあるため、真空採血管をホルダーから外した後に抜針する。
  4. 使用したホルダーは消毒して再使用する。
    注射針はもちろん、ホルダーにも血液が付着している可能性があるため、使い回しはせず単回使用(使い捨て)とする。

真空採血管を使用した採血はシリンジでの採血に比べて手技が複雑で、血管刺入の確認ができないが、一度に複数の採血管への採血ができるという特徴がある。

腕からの採血時の駆血法で適切なのはどれか。(第99回)

①3分以上駆血する。
②駆血してから手を握ってもらう。
③刺入予定部位より末梢側を駆血する。
④動脈の拍動が止まる強さで駆血する。

  1. 3分以上駆血する。
    駆血時間が長いと検査結果に影響を及ぼすことがある。駆血時間は1分を目安とする。
  2. 駆血してから手を握ってもらう。
    駆血してから手を握ってもらうことで、血管をより怒張させることができる。
  3. 刺入予定部位より末梢側を駆血する。
    駆血帯は刺入予定部位よりも中枢側に巻く。末梢側を駆血しても刺入部位の血管を怒張させることができない。
  4. 動脈の拍動が止まる強さで駆血する。
    穿刺しようとしている静脈の流れを止めてうっ滞させるために駆血帯で駆血する。動脈を駆血する必要はない。

駆血帯による駆血は、採血する静脈が見えやすくなるように、また、血管内血液をうっ滞させて血液を採取しやすくなるように使用する。

成人の身体の特徴について正しいのはどれか。(第103回)

①加齢に伴う聴力の低下は、低音で現れやすい。
②青年期は、成人期の中で基礎代謝量が最も高い。
③眼の調節力の低下は、硝子体の弾力性低下が原因である。
④女性の更年期障害は、テストステロンの分泌低下が原因である。 

  1. 加齢に伴う聴力の低下は、低音で現れやすい。
    加齢に伴う聴力の低下は高音で現れやすい。
  2. 青年期は、成人期の中で基礎代謝量が最も高い。
    青年期は身長や体重が急激に増加するため、成人期の中で基礎代謝量が最も高い。
  3. 眼の調節力の低下は、硝子体の弾力性低下が原因である。
    眼の調節力は毛様体と水晶体の関係で調整されている。硝子体ではなく、水晶体の弾力性の低下が関係する。
  4. 女性の更年期障害は、テストステロンの分泌低下が原因である。
    女性の更年期障害は、エストロゲンの分泌低下が原因である。

成人期とは、青年期(15歳前後~30歳前後)から壮年期(30歳前後~60歳前後)を経て、向老期(60歳前後~65歳前後)までの約40年間をさす。成人各期の身体的特徴についてまとめておこう。

成人の健康行動の特徴はどれか。(第96回)

①自尊感情の低下で自己概念が揺らぐ。
②無力感はエンパワメントから生じる。
③自己効力感は失敗体験により培われる。
④アドヒアランスは知識不足が促進要因となる。

  1. 自尊感情の低下で自己概念が揺らぐ。
    自尊感情の低下から、自己概念が揺らぐことが成人の健康行動の特徴である。 
  2. 無力感はエンパワメントから生じる。
    無力感はエンパワメントから生じるのではない。
  3. 自己効力感は失敗体験により培われる。
    自己効力感が培われるのは失敗体験からではない。
  4. アドヒアランスは知識不足が促進要因となる。
    アドヒアランスは、患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って自ら行動することをいう。アドヒアランスを高めるためには、患者に必要な知識や技術を提供することが大切であるため、知識不足は抑制要因となりうる。

自尊感情とは、自己に対して肯定的な評価を抱いている状態、自分自身を価値ある存在としてとらえる感覚を指す。

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