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第6回

右片麻痺患者の着衣交換で正しいのはどれか。(第99回)

①右から脱がせ、右から着せる。
②右から脱がせ、左から着せる。
③左から脱がせ、右から着せる。
④左から脱がせ、左から着せる。

麻痺や障害がある場合には、健側(左)から脱がせて患側(右)から着せるのが原則である。

創傷部位の創面の管理について正しいのはどれか。(第103回)

①洗浄する
②加圧する
③乾燥させる
④マッサージする

創傷部位の管理は、感染予防と、治癒しやすい環境作りの2つが必要となる。感染源を除去するために壊死組織や異物、不良肉芽を除去し、洗浄を行う。その後は適切な軟膏やドレッシング剤等を用いて、創傷部の湿潤環境を維持する。乾燥はさせない。また圧迫やマッサージはかえって創傷の治癒を妨げるため、行ってはならない。

災害現場でのトリアージはどれか。(第99回)

①医療物資の調達
②避難方法の決定
③行方不明者の安否確認
④負傷者の治療順位の決定

トリアージ(Triage)とは、人材・資源の制約が著しい災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定することである。トリアージは最大効率を得るため、一般的に直接治療に関与しない専任の医療従事者が行うとされており、可能な限り何回も繰り返して行うことが奨励されている。

警察庁の「平成24年(2012年)中における自殺の状況」の自殺者の原因・動機のうち最も多いのはどれか。(第104回)

①学校問題
②家庭問題
③勤務問題
④健康問題

警察庁が行った「平成24年(2012年)中における自殺の状況」によると、自殺者の原因・動機で最も多かったのは「健康問題」で、次いで「経済・生活問題」、「家庭問題」が続く。

介護保険制度における第1号被保険者の年齢で正しいのはどれか。(第93回)

①40歳以上
②55歳以上
③65歳以上
④75歳以上

介護保険における1号被保険者は「65歳以上の者」、2号被保険者は「40歳から64歳までの医療保険加入者」が対象となる。

医療保険はどれか。(第100回)

①介護保険
②雇用保険
③国民健康保険
④厚生年金保険

1~4はいずれも社会保険制度に相当するが、この中で医療保険は国民健康保険だけである。

自分の可能性を最高に発揮したいと願う社会的欲求はどれか。(第95回)

①承認
②愛と所属
③自尊
④自己実現

  1. 自身が集団から価値のある存在と認められたいと願う欲求である。
  2. 自身が集団から必要とされていたい、果たせる役割を与えられたいと願う欲求である。
  3. 自身が集団から尊重されたいと願う欲求である。
  4. 自己実現欲求とは、自身の持つ能力や可能性を最大限に発揮したいと願う欲求である。

嚥下困難のある患者への嚥下訓練において連携する職種で最も適切なのはどれか。(第104回)

①歯科技工士
②言語聴覚士
③義肢装具士
④臨床工学技士

  1. 歯科技工士とは歯科医師が作成した指示書をもとに、義歯・差し歯・銀歯などの製作・加工をおこなう職種をいう。
  2. 言語聴覚士とは、言語によるコミュニケーションに問題がある対象者にリハビリをおこなうほか、摂食・嚥下困難などの問題にも専門的に対応する職種をいう。
  3. 義肢装具士は医師の作成した指示書をもとに、義肢・装具の装着部位の採寸・採型、製作及び身体への適合をおこなう職種をいう。
  4. 臨床工学技士は医師の指示のもとに、血液浄化装置、人工心肺装置、人工呼吸器等の生命維持管理装置の操作及び保守点検をおこなう職種をいう。

健康な成人の血液中に最も多い抗体はどれか。(第97回)

① IgA
② IgE
③ IgG
④ IgM

  1. IgAは母乳、唾液など細胞外に分泌される特徴をもつ抗体である。
  2. IgEはヒスタミンの分泌によるⅠ型アレルギーに関わる抗体である。
  3. IgGは血中で最も小さく、最も多く存在する抗体である。
  4. IgMは最も大きく、生成の速い抗体である。

正期産とされる妊娠週数はどれか。(第96回)

①33週
②36週
③39週
④42週

正期産とされる妊娠週数は37週0日から41週6日までである。(みんな(37)よい(41)子で正期産)

チアノーゼの際に増加しているのはどれか。(第101回)

①直接ビリルビン
②間接ビリルビン
③酸化ヘモグロビン
④還元ヘモグロビン

チアノーゼは、血中の還元型ヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビン)が5g/㎗以上に増加した場合に出現する。口唇や爪先などが紫藍色を呈するのが特徴である。

全身性浮腫で起こる変化はどれか。(第96回)

①食欲亢進
②体重増加
③色素沈着
④眼球突出

  1. 全身性の浮腫が直接食欲の亢進に結びつくことは無い。
  2. 浮腫はおもに細胞間に血漿などの水分がたまった状態であるため、体重は増加する。
  3. 色素沈着はアジソン病、肝硬変、一部の薬剤の副作用によるものなどがあるが、全身性の浮腫が直接色素沈着に結びつくことは無い。
  4. 眼球突出はバセドウ病の代表的な症状である。

ジゴキシンの主な有害な作用はどれか。(第103回)

①振 戦
②不整脈
③聴覚障害
④満月様顔貌〈ムーンフェイス〉

  1. 振戦は、向精神薬などの有害作用である。
  2. 不整脈ジゴキシン(ジギタリス)の主な有害作用は、不整脈(徐脈を伴う)、頭痛、めまい、悪心、嘔吐などである。
  3. 聴覚障害は、ストレプトマイシンなどの有害作用である。
  4. 満月様顔貌(ムーンフェイス)は、ステロイド薬(プレドニゾロン)などの有害作用である。

Open-ended question〈開かれた質問〉はどれか。(第99回)

①「夕べは眠れましたか」
②「薬はもう飲みましたか」
③「傷は痛みませんでしたか」
④「退院後は何をしたいですか」

  1. 「はい・いいえ」で答えられるので閉ざされた質問である。
  2. 「はい・いいえ」で答えられるので閉ざされた質問である。
  3. 「はい・いいえ」で答えられるので閉ざされた質問である。
  4. 「はい・いいえ」では答えられないので開かれた質問である。

患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。(第104回)

①専門用語を用いて説明する。
②視線を合わせずに会話をする。
③沈黙が生じたら会話を終える。
④患者の非言語的な表現を活用する。

  1. 理解しにくい専門用語をわかりやすい表現にかえて説明することが大切である。
  2. お互いの目の高さを同じにし、自然な目線を送ることが適切であり、視線を合わせないのは不適切である。
  3. 沈黙が生じても会話を終わらせず、患者からの発語を待ったり、看護師から声かけをおこなうことが大切である。
  4. 身振り手振りや顔の表情などの非言語的表現を活用することが適切である。

呼吸のパターンでチェーン・ストークス呼吸はどれか。(第96回)

国試6-16

チェーン・ストークス呼吸とは、無呼吸から徐々に深い呼吸となり、再び弱まって次の無呼吸期に移行する周期的な呼吸のことで、4のような状態である。脳出血、腎不全、危篤時などの場合に見られる。

薬物の有害な作用を予測するために収集する情報はどれか。(第103回)

①身長
②過敏症の有無
③日水分摂取量
④運動障害の有無

薬物有害作用、すなわち副作用の有無を予測するために、最優先で収集する情報が「過敏症の有無」である。例えば過去に使用した薬剤で発疹等の過敏症状が現れた場合、その情報を事前に患者から聴取することにより、同薬剤による副作用を予防することができる。

成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。(第104回)

①6~8cm
②12~14cm
③18~20cm
④24~26cm

男性の尿道は約15~20cmである。挿入するカテーテルは短すぎても長すぎても尿道粘膜や膀胱壁を傷つけるおそれがあるため、挿入する長さは18~20cmとする。

スタンダードプリコーションで予防するのはどれか。(第101回)

①誤薬
②誤嚥
③患者誤認
④院内感染

スタンダードプリコーションとは、院内感染を予防する対策である。疾患に関わらず、全ての患者の汗を除く体液、血液、分泌物、排泄物、粘膜、傷のある皮膚を感染物質として取り扱う。

注射部位の皮膚をつまみ上げて実施するのはどれか。(第100回)

①皮内注射
②皮下注射
③筋肉内注射
④静脈内注射

  1. 皮内注射は、ツベルクリン反応やアレルゲンテスト等の際に行う。注射針は26~27Gを用い、針をほぼ並行に刺入し、薄い表皮と真皮の間に針を刺入したあと、薬液を0.05~0.1㎖注入し、表皮を膨隆させる。
  2. 皮下注射はワクチン接種やインスリン投与の際に行う。注射針は22~25Gを用い、皮膚を少しつまみ上げ10~20度の角度で2/3程度刺入する。
  3. 筋肉内注射は頻度の高い注射法である。22~23Gを用い、針の刺入角度は45~90度で1/2~2/3程度刺入する。刺入の際、筋肉を伸展させる。
  4. 静脈内注射は刺入したい血管の少し手前から、10~15°くらいの角度で刺入する。

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